ここにいるよ
ツツピー♪
ツツピー♪
ねぇねぇ
ボクはここにいるよ
文法もあるんだよ
8月最後の朝。一気に秋めいてきました。
真夏日だった昨日の暑さに油断して半袖でいたら、
窓から吹き込んでくる風は涼しいを通り越して、ブルッ!肌寒い!
慌てて薄手の長袖Tシャツに着替えました。
朝9時前の気温は、21℃、こりゃ半袖は無理よね。
札幌の予想最高気温は23℃、昨日より7度も低く9月中旬の肌寒さ、
季節はぐんと歩みのスピードを速めているようです。
ほんとに、夏も、終わりなのねぇ~。
と、カーテンを揺らす8月最後の風に朝からたそがれていたら、
「ツツピーッ♪ツツピーッ♪ツツピーッ♪」
それは元気な鳴き声が目の前の桜並木あたりから聞こえてきました。
おおお~、シジュウカラは夏の終わりも年中元気ねぇ。
黒いお帽子に胸には黒いネクタイのような模様、
そしてほっぺの白い羽毛がが愛らしいシジュウカラは
札幌でも1年中姿を見られる都会でもおなじみの小鳥ですが、
なんと、ちゃんと『文法』が存在するシジュウカラ語を操っている!?
そんな興味深い記事が今朝の新聞に載っていました。
動物行動学が専門の京都大学助教の鈴木俊貴さんによると
シジュウカラは鳴き声を複雑に使い分けていて、
天敵を見つけ、仲間に警戒を呼びかけるとき、ヘビなら「ジャージャー」、
タカでは「ヒーヒー」と違う鳴き声で知らせるそうです。
シジュウカラに録音していた「ジャージャー」を聞かせると、
地面を見たり、繁みをのぞいたり、まるでヘビが潜む場所を探すような
行動を見せるそうで、鳴き声で視覚的なイメージを伝えているのだとか。
つまり、シジュウカラ語という言葉を持っているということ。
さらにそのシジュウカラ語には「文法」がある!
天敵のモズのはく製を木の枝に置くと「ピーツピ・ヂヂヂ」と鳴き、
仲間に号令をかけて集めて追い払おうとするのだそうです。
「ピーツピ」は(警戒しろ)、「ヂヂヂ」は(集まれ)で
単独でも使われますが、これらを組み合わせて号令をかけるらしい。
つまり、立派な二語文、文法が存在するというわけです。
しかも、「ヂヂヂ・ピーツピ」と逆にすると、
正しく意味は伝わらず、語順も重要なことが
観察研究でわかってきたそうです。
さらにさらに、シジュウカラ語がわかるのは、鈴木助教だけではなく、
周りのスズメやメジロ、ヤマガラなどの小鳥たちも学習、理解していて、
外国人と共に生活していると、彼らの言葉がわかるようになるのと
似た現象なのかもしれないと分析しています。
凄いぞ、エライそ、シジュウカラ!
「文法」なんてどーでもいい、なんてテキトーにしないで、
きちんと語順を守って、正しく仲間に伝える言葉を使っているのね。
アナウンサーとして見習うべき、小鳥さんです。
お?そういえば、いつもよく聞く「ツツピー♪」ってどういう意味?
ちょっと調べてみると、あの「ツツピー♪ツツピー♪」は
オスのさえずりで、なわばりの確保やメスを誘う時の鳴き声だそうです。
そうか、「ボクは、ここにいるよ」という意味ね。
ツツピー♪ツツピー♪ツツピー♪
8月最後の肌寒い朝、元気な鳴き声が聞こえる。
「ボクは、ここにいるよ、夏が終わるよ、秋が来るよ」
シジュウカラ語を知った朝、そう聴こえてくるのでした♪
(写真は)
8月最後の空
青い空と白い雲
今季最後の夏空だろうか

