断層の美

涼し気で

色鮮やか

小さなグラスが

魅せてくれる

断層の美

夏の贈物が嬉しい季節。

先日、大学時代の友人が送ってくれた夏スイーツに感激♪

だって、あの、トシ・ヨロイヅカですよ~!

超人気のトップパティシエが手掛けた特製のデザート。

「トシ・ヨロイヅカ ペッシェ・ヴェリーヌ」

それはそれは美しく涼やかな夏のデザートであります。

「peche(ペッシェ)」とは「桃」という意味のフランス語。

つまり、「桃のヴェリーヌ」ってことですね。

「verrine(ヴェリーヌ)」とは近頃トレンドのグラススイーツ。

透明なガラスなどの器に入った見た目涼し気なカップ型のお菓子のことですが、

元々の言葉はフランス語で「船のランタン」「保存瓶」といった意味。

グラスデザートとしての語源については諸説あるようです。

Verre(グラス)+Terrine(テリーヌ)という説。

Verre+小さなものを示す語尾ine=「小さなグラス」を意味する等々。

2000年代、フランスのパティシエ、フィリップ・コンチーニ氏が

「ヴェリーヌ」トレンドの発端と言われています。

諸説ありますが、つまりは冷たくて美味しくて美しい、

透明な小さなグラスに美味しいパーツを重ねたお菓子ってこと。

しかもフランス生まれですが、広く一般化したのは日本だそうで、

一説には昭和の時代からプリンやゼリーなどのカップ型お菓子に

親しんでいた素地があったからとも。確かに。

特に日本の暑い季節はケーキの売り上げが落ちる傾向にありますが、

そんな夏の救世主となったのが、このヴェリーヌ。

冷たくて涼し気で爽やかでグラススイーツは夏にぴったり。

グラスに入れることで崩れやすい素材を幾層にも積み上げられるため、

パティシエの創作意欲をそそり、様々な美しいヴェリーヌが生まれているのです。

で、トシ・ヨロイヅカの「ペッシェ・ヴェリーヌ」ですよ♪

白桃のコンポートに香り高いジャスミンのジュレ、アールグレーのムースを

重ねた「アールグレー」、赤桃のソースやバニラのムースに梅と白桃のジュレを

合わせた「ヴァニーユ」、そして白桃のパンナコッタに白桃とジンジャーの

ムースやレモンソースを重ねた「シトロンジンジャー」と夏らしい佇まいの3種。

桃とヴァニラと、紅茶にレモン・・・

繊細な素材を絶妙なバランスで積み上げた美味しい重層。

透明なグラスを彩る「断層の美」にうっとりしながら、

スプーンを垂直に立てて、最上部から最下層まで一気にすくってパクリ♪

う~ん・・・夏のおいしい交響曲がお口の中で弾けます。

ほのかなハーブや紅茶などのスパイス使いがプロフェッショナルだわぁ。

おいしい時間を重ねた断層を掘り進む快感、

ちょっと考古学者になったようでワクワクもする(笑)

夏はヴェリーヌ♪

「断層の美」で涼もう。

(写真は)

トシ・ヨロイヅカの

「ペッシェ・ヴェリーヌ」から

彩り美しい「ヴァニーユ」♪

赤桃、ヴァニラ、梅に白桃、

美味しい断層を掘る(笑)