おいしい夏

とうもろこし

ホッカイシマエビ

枝まめ、

白いアスパラ

ああ、おいしい夏♪

へっ?ウソでしょ?

朝9時台に・・・31℃・・・!?

パソコンにリアルタイムで表示される札幌の気温の数字に目が点。

爽やかな夏が身上の札幌で、午前9時の気温が、まさかの31℃の真夏日とは。

この夏の太平洋高気圧のパワーはハンパなさそうです。

学校が夏休みに入るのは本州などに比べて遅い北海道ですが、

真っ青な夏空、もくもくと白い入道雲は、早くもザ・夏休み。

夏に読みたい本を特集した朝刊の広告特集「ナツヨミ」を見て、

さらに夏休み気分が盛り上がってきました。

色々心配は尽きないけれど、せめて気分だけでも、ね。

「図解でわかる14歳からの脱炭素社会」とか

無人島に1冊持っていくならと話題の「歎異抄をひらく」など

大人も子どもも「ナツヨミ」したくなるような本とともに、

夏休みの読書の鉄板、図鑑シリーズもたくさん紹介されていました。

「OCEAN LIFE 図鑑 海の生物」、「ZOOLOZY 図鑑 動物の世界」

「FLORA 図鑑 植物の世界」「いきもの観察大図鑑」などなど

夏休みの自由研究に速攻で役立ちそうな定番系から

「信じられない現実の生き物図鑑」なる世界一小さなイヌは?

なんてことがわかる、ユニークなテーマの図鑑もあって

広告を見ているだけで、なんだか楽しくなります。

さらに、ギョッとするほど刺激的な図鑑も。

「楽しい昆虫料理」

和風・洋風・中華・エスニック・デザート79レシピが満載、らしい。

夏休みの課題にピッタリ!?とコピーに「!?」がついている。

確かにね、昆虫は、貴重なたんぱく源、

世界の食糧不足を解決する有効な手段とされているようで、

いわゆるSDG’S的にも自由研究にふさわしいのかもしれない、けれど、

ご丁寧に写真付きで紹介されているレシピは、

なかなか、なんというか、迫力がある。

「セミの親子揚げ」「ワームと大豆ミートのハンバーグ」

「スズメバチのキッシュ」「バグミックスのカナッペ焼き」

・・・う~む・・・食材の生前のお姿が脳裏から離れず、

わぁ、おいしそうってな具合に、なかなか食欲中枢に届かない。

でも、これって、長く大人をやってきて、凝り固まった固定観念のせいなのかも。

ユニークな昆虫料理本の広告をこわごわ眺めている時、

ふと、昨日、ご近所のスーパーで出会った光景を思い出したのです。

それは、お魚コーナーでの出来事。

「今日はまだ朝獲りの夏イカは入っていないのかしら?」と

北海道産のサクラマスやマイワシやカレイやブリなどが並ぶケースの前で

品定めをしていると、幼稚園くらいの男の子の兄弟2人とパパさんも

お買い物中のママを待ちながら、お魚を楽しそうに眺めていました。

すると小さな弟クンが冷蔵ケースのお魚を見ながら一言。

「パパ、虫は、いないの?」

おっと~!虫??? 一瞬固まったおばさん(私)」をよそに、

パパは慌てず、騒がず、ごく自然にこう答えました。

「うん、虫さんは、ここにはいないねぇ~」。

すると、年子くらいのお兄ちゃんがさらに一言。

「うん、虫は、いないねぇ~」。

おばさん(私)は、今、猛烈に恥ずかしい。

虫、キャー苦手、昆虫料理、うへ~、無理っ!って凝り固まった常識で

あたふたしている、古い大人だと、反省した。

あの弟クンは虫好きだったのだろうか。

こんなに色々お魚がいるのに、なんで虫はいないのって思ったのだろうか。

彼の発言の背景はわかりませんが、子どもの素朴で素直な疑問に

「虫なんてスーパーにいるわけない!」と言下に否定することなく、

あのパパは実に自然に答えていたことが実に素敵だと思う。

「うん、虫は、いないねぇ~」

そうだね、虫はスーパーのお魚売り場にはいないねぇ。

じゃあ、虫はどこにいるんだろう?夏休みに探しに行こうか。

そうだね、虫はどうしてスーパーに売っていないんだろう?

あ、虫を食べる本もあったよ、パパと調べてみようか。

な~んて会話が、あの後に続く可能性が大いあるのだ。

子どもの素朴な疑問、発見を、大切に受け止める。

それが子どものワクワク、限りない好奇心を育てていくのだろう。

きっと、あの親子の夏休みは、楽しいに違いない。

おいしい夏がやってきた。

昆虫料理も、世界を救うのかもしれないが、

おばさん(私)は、やっぱり、北海道のお魚がいい(笑)。

古い大人は、ヘタレだ(笑)

(写真は)

「潤花」の夏の焼き物八寸

サクラマスの幽庵焼き、

ホッカイシマエビ、

ホワイトアスパラ豆腐、

やっぱ、こっちがいい(笑)