旅する新聞
南国育ちの
甘い果物を
南国の記事が
大事に包む
旅する新聞
「はい、沖縄土産♪」
先日、仕事帰りの夫から新聞紙にくるまれた包みを渡されました。
ふわっ・・・甘~い匂いが鼻をくすぐります。
「あ~、パイナップルだぁ~!」
札幌地下街にあるわしたショップで仕入れきたので、
確かに「沖縄土産」ですね、間違いない(笑)
新聞紙の包みから現われたのは小ぶりな可愛いサイズのパイナアップル、
石垣島産のピーチパインでありました。
パインなのに桃の香りがする不思議なパイナップルで
高い糖度と酸味の少なさが特徴の石垣島自慢の品種です。
「香りが強くなったら食べ頃らしいよ」とのことなので、
もう少しこのまま、ステイホーム(笑)してもらうことにしました。
というわけでガサゴソともう一度新聞紙で包み直そうとして、
はたと気づきました、もしかして、この新聞、沖縄の???
慌ててシワを伸ばして確かめると、やっぱり!
あ~、懐かしい~、お久しぶり~、琉球新報さん♪
沖縄生まれのパインアップルはちゃんと沖縄の新聞に包まれていました。
毎年通っていた沖縄旅では、滞在中、毎朝必ず読んでいましたよ。
琉球新報と沖縄タイムス、石垣島へ行ったときには八重山毎日新聞もね。
旅先でその土地のローカル新聞を読むのは大きな楽しみ。
全国紙や北海道の新聞では大きく報じられることのないニュースが
その土地では社会面のトップを飾っていたり、
ガイドブックやネットではキャッチできない地域情報も満載、
催し物やイベント、町や村の小さなお祭りまで網羅するローカル新聞は
貴重な旅のお供、指南役だったりします。
那覇の定宿ホテルで朝食ブッフェに舌鼓を打ちながら
ちょっとケンミン気分で「琉球新報」開いたりしてたな~。
もう、しばらく、行けていないな~、沖縄・・・(涙)
と、しんみりしながら、シワを伸ばした甘い匂いのする紙面を目を落とす。
え~っと、ちょうど日付のところが破れていてしっかり確認できませんが、
2021年(令和3年)4月・・・2・・・1日、多分4月21日の朝刊。
表は社会面、裏はテレビラジオ欄、社会面のトップは「隠語で違法薬物密売か」。
高校生がSNSで隠語を使って違法薬物を密売していたという記事。
未成年の薬物汚染、南の島でも深刻になっているのですねぇ。
さらに「宮古島来島自粛を要請」などコロナ関連記事が3本、
やはり社会面の多くの部分に「コロナ」の3文字が見られます。
やっぱりねぇ・・・沖縄旅行に行ける日は、まだまだ先・・・よね。
旅心を誘う記事や情報はなかなか見当たりません。
裏返してテレビ・ラジオ欄をチェック。
お?コレ観たかったな~、RBC「百年めぐり~那覇の歴史と三大祭り」。
今年市制100周年を迎える那覇の歴史を三大祭りとともに振り返る番組らしい。
沖縄を肌で感じられるローカル新聞、ローカル番組、いいよねぇ~。
ああ、沖縄行きたいよぉ~。
シワを伸ばした琉球新報の新聞紙を手にして悶える(笑)
沖縄大好きな私のもとに、甘いパイナップルともに
沖縄の空気を届けてくれた旅する新聞に、深く感謝だ。
今は、難しいけれど、いつかきっと。
まずは、甘い匂いのピーチパインを沖縄の新聞紙に包み直して
食べ頃までちょっと待つことにしましょう。
旅する新聞に包まれてパインアップルは眠る。
(写真は)
石垣島産のピーチパイン
旅する新聞に包まれて。
「琉球新報」の文字が
左横に確認、できるはず(笑)

