奇跡の一滴

人はみな

大河の一滴

おいしい一皿を

生み出すのも

奇跡の一滴

連休明けの6日は青い空が広がりました。

これまでの冷たい雨や風、肌寒さがウソのように

明るい太陽の日差しが生まれたての新緑の葉に柔らかく注ぎ、

嬉しくなってシーツなどの大物をわんさか洗濯しちゃいました。

家の前の桜並木は遅咲きの八重桜のつぼみがほころび、

北の桜の季節の最終章を美しく彩っています。

皐月の爽やかな空気を胸いっぱいに吸い込みながら

ベランダで洗濯物をわっせわっせと外干ししているだけでもう幸せ。

おウチ時間が増えると、美味しい時間も増える。

プロの料理家さんのレシピを参考に色々な新作にチャレンジ、

さらにそこにひと工夫、思いがけないアレンジメニューにも出会えます。

先日、感動したのは「奇跡の一滴」。

たった一滴ほどで、お料理を劇的にリメイクする調味料があります。

それは日本が世界に誇る調味料「醤油」。

ドラマティックに変身したのは新たに定番料理に加わった一皿。

この季節にぴったりの「晩柑カルパッチョ」であります。

先日、北海道産の平目を河内晩柑の果肉、オリーブオイル、ホワイトバルサミコ、

薄切りのにんにく1枚を加えた晩柑ドレッシングでカルパッチョに仕立て大成功。

この晩柑ソースは冷蔵庫で1週間は日持ちするそうなので、

むふふ、後日、お魚を替えてアレンジしてみたのですよ。

前回は淡白な白身だったので今回は赤身のお魚をセレクト。

活きのよい長崎産のブリを薄造りにしてお皿へ並べましょう。

そして河内晩柑で作った晩柑ドレッシングにお醤油をほんの一滴、二滴・・・

えっと正確には小さじ2分の1ほど加えてブリにかけたら出来上がり。

「ブリのカルパッチョ~晩柑ドレッシング仕立て」

ほんの少しアンバーがかった色合いの晩柑ドレッシングがいい感じ。

さあ、河内晩柑とソースをたっぷりからめて・・・パクリ♪

う~ん、美味しさが七変化~~~!

ほんの一滴、二滴、正確には小さじ半分足らずのお醤油を加えただけで、

晩柑ドレッシングが赤身のお魚に負けない力強さが加わり、また違う魅力。

お醤油の旨み成分と香りが柑橘やオイルと美味しい化学反応を起こしている。

お醤油の一滴、これは「大河の一滴」に匹敵するぞぉ。

五木寛之著のベストセラー「大河の一滴」。

人は小さな水の一滴に過ぎないが、大きな水の流れを形作る一滴であり、

永遠の時間に向かって動いていくリズムの一部なのだと言いますが、

晩柑ドレッシングにおけるお醤油の一滴もまた、

美味しい一皿を形作る奇跡の一滴、でもある、のかもしれない(笑)

お醤油はすごい。

そのお醤油を生み出した人もまた凄い。

人間はへこたれないぞ。

連休明け、また新たに、頑張るぞ。

(写真は)

「ブリのカルパッチョ

 ~晩柑ドレッシング仕立て」

奇跡の1滴。

お醤油をほんの少し加えただけ

美味しい別世界が広がった♪