なだめる一皿
そうか、
だからか、
この香りに
自然に惹かれたのか
なだめる一皿
いやはや、驚いた。
昨日午前の「朝令暮改」いや「朝令朝改」の展開。
政府が諮った諮問案に専門家から反対論が噴出し、
北海道・広島・岡山の3道県に緊急事態宣言を出すことを決めるという、
まさに異例の方針転換、朝からびっくり、まさに「朝令朝改」。
北海道、特に札幌の感染状況を見れば遅すぎたくらいかも。
札幌の医療体制は本当に崩壊寸前、何とか感染者数を抑えねばなりません。
できること、徹底して、続けるだけです。
もちろん、この週末も、今まで通り、ステイホーム、です。
おウチでお料理して、おいしく食べて、免疫力をあげる。
そんなさなか、長沼の農家さんから採れたてのお野菜が届きました。
初夏が旬のみずみずしいグリーンアスパラです。
今がハウス栽培物の最盛期らしい。
鮮度が命の野菜の魅力をダイレクトに味わうメニューを考えました。
あ、そうだ、あのレシピ、アレンジしてみようっと。
新聞の料理記事で見つけた「アスパラと海老のハーブマヨネーズ」。
グリーンアスパラをたっぷり味わえる爽やかな一皿ですが、
せっかくなら、北海道の旬の食材オールスターで攻めたい!
というわけで、海老はいつでも食べられますからね、
今しか味わえない旬の北海道産のサクラマスをど~んと仕入れ、
長沼産の立派なグリーンアスパラガスを惜しげなく使い、
そして福岡産のフレッシュなディルにも参戦いただき、いざクッキング。
え~っと、まずは、サクラマスね。
参考レシピでは海老をさっと茹でるだけでしたが、
ちょっと手を加えて、白ワイン蒸しに仕立てましょう。
フライパンに新玉ねぎの薄切りを敷き詰めた上に塩胡椒したサクラマスを並べ、
ローリエを1枚のせ、白ワインを注ぎ、蓋をしてさっと蒸していきます。
サクラマスは身がとても柔らかく繊細なので加熱し過ぎは禁物。
きれいな桜色に火が通ったら、蓋をしたままおいておきます。
その間にハーブマヨの準備。カロリーハーフにヨーグルト、レモン汁、
刻んだゆで卵に、同じく刻んだディルをそれはたっぷり加えて混ぜたらOK。
あとは新鮮なアスパラの根元の部分だけピーラーで皮をむき、
切らずに一本まんま、フライパンで茹で、冷水にとります。
ウェッジウッドのターコイズの大皿にワイン蒸しのサクラマスを盛り付け、
もちろん新玉ねぎも忘れずに下に敷いてね。
そして鮮やかな緑色のグリーンアスパラガスをど~んと添えて、
ディルと半月切りにしたレモンをあしらい、
特製ハーブマヨネーズソースを添えたら
「北海道産桜鱒とアスパラのディルマヨネーズソース添え」の完成。
う~ん!アスパラの緑とサクラマスのピンクがよく映えて美しい。
さあ、さっそく、一本まんまのアスパラ土とサクラマスに
ディルマヨネーズソースをたっぷり添えて、パクリ!
うわぁぁぁ・・・お口の中に北海道の初夏の風が吹きぬけていくぅ~♪
みずみずしいアスパラの食感と甘さ、繊細なサクラマスに
それは爽やかなディルマヨソースが抜群に合います!
息子が贈ってくれた仁木町の「Vina de oro bodega」の泡と
もう、最高のマリアージュを奏でます。幸せ・・・。
北海道に暮らしていて良かったなぁ。
こんな美味しい食材に恵まれた環境に感謝ですねぇ。
さらにアスパラにサクラマスの魅力をより引き立ててくれる立役者にもね。
そう、ディル、です。
すっきりと爽やかな芳香を持つセリ科の香草ディルは
北欧料理に欠かせないハーブとして知られています。
マリネやピクルス、魚や肉料理などに適した香草ですが、
特に相性抜群なのが、鮭や鱒などの桜色のお魚。
サーモンのカルパッチョやステーキなどにはマストな香草。
「ディル」という名前は、
「なだめる」という意味の北欧の言葉に由来しているそうです。
その名の通り、この香草には気持ちを落ち着かせてくれる効果があるとも
言われています。
な~るほど。確かに。
「朝令朝改」の緊急事態宣言など不安や緊張が増す日々ではありますが、
爽やかな初夏の一皿を美味しいワインとゆったり味わううちに
気持ちもなんだか穏やかに落ち着てきたような気がします。
まさに「なだめる一皿」。
作って、眺めて、食べて、ほっとする。
北海道の農家さん、漁師さん、すべての働く人に感謝する
金曜ごはんなのでありました。
(写真は)
「北海道産桜鱒とアスパラの
ディルマヨネーズソース添え」
北海道の初夏を感じる
なだめる一皿、です♪

