おかえりウグイス

ホーホケキョ♪

おかえりウグイス

おかえりツバメ

おかえりモンシロチョウ

おかえり愛しき生きものよ

新規感染者数、ワクチン接種予約、五輪開催問題etc.

テレビも新聞も不安や心配が募るニュースばかりの昨今ですが、

今朝の朝刊の科学欄にちょっと嬉しくなる記事を発見しました。

それが、おかえりウグイス♪

「おかえりモネ」は新しく始まったNHK朝の連続テレビ小説のタイトル、

宮城を舞台にヒロインが気象予報というお天気を向き合う仕事を通して

人々に幸せな未来を届けていくというお話のようですが、

朝刊の科学欄の記事も、ちょっとお天気に関係しています。

「開花・初鳴き・・・観測対象リストラ撤回」

気象庁は都市化の影響などで観測が難しくなったとして、今年1月から、

サクラの開花やウグイスの初鳴きなどの時期などを調べる「生物季節観測」の

対象となる動植物を大幅に減らしたのですが、専門家から異論の声が上がり、

環境省と協力して観測を続けることになったのだそうです。

「生物季節観測」の歴史あるデータが途絶えてしまってはいけない。

危機感を感じた専門家たちの異論・反論の声に押されて、

気象庁は廃止が決定された観測対象をリストラから撤回、

今後も試行的に調べていくと発表したのです。

サクラ、イチョウ、ウメ、アジサイなどは継続が決まっていましたが、

スミレ、タンポポ、ヒガンバナなどの植物28種目、

ウグイス、ツバメ、モンシロチョウなど動物23種目が

廃止から一転、リストラから復活、観測が続けられることになったのでした。

おかえりウグイス、おかえりツバメ、おかえりモンシロチョウ、

朝ドラヒロイン、モネちゃんもきっと喜んでいるに違いありません。

地球といきものとお天気と人間は、きってもきれない大切な関係なのだ。

気象庁の今回の判断は、ちょっと「あっぱれ!」あげてもいいかも。

お役所が一旦決めた決定事項を、

専門家の意見を受け入れて再考、柔軟に撤回することって、なかなかない。

これまでの政府と専門家会議のコロナ対応のズレなどは典型的だ。

でも、3道県の宣言を出すにあたって専門家の見識が政府の諮問案を覆し、

そして今回の気象庁は観測対象のリストラ撤回を決めた。

しかも、新たに生き物の生息環境の変化や、

気候変動による生態系への影響も把握することを目的に加え、

こうした専門的な調査は国立環境研究所が担うそうです。

また生き物を通じて四季を感じる文化的な意味も重視、

自然保護団体などに協力してもらい、環境省のデータベース「いきものログ」を

使って、情報を集め、一般市民にも調査の協力を呼びかけていく考えだとか。

なんか、ちょっと、いい感じだ。

お役所の縦割り思考、一度決めたら覆らない思考から脱却し、

省庁間の風通しを良くして横の連携を可能にし、

専門家、保護団体、一般市民と官民一体となって

生き物、環境、四季、お天気、人間、地球環境を考えていこうという試み。

システムダウン、つながらない予約電話、ネットの前に立ち尽くす高齢者など

政府や行政の機能不全の結果としか思えないニュースにため息ばかりでしたが、

朝刊の科学欄の小さな記事に、かすかな光明を見たような気がします。

この国は、私たちは、やれば、きっとできる、はず(?)

ホーホケキョ♪

おかえりウグイス。

思いきり鳴いておくれ。

ちゃんと誰かが観測調査しているよ。

(写真は)

おかえり青空。

昨日の雨から一転。

まさに五月晴れ。