甘辛アロゼ
春の海から
やってきた
お上品な
旬のお魚で
甘辛アロゼ♪
春はおいしい。
海から山から届く旬の食材に心ときめく季節。
八百屋さんに行けば春野菜をどっさり、
スーパーの魚売り場では春のお魚に目移りしちゃて、
ついつい、マイバッグが肩に食い込むくらい(笑)お買い物しちゃう。
1週間のお疲れさまの金曜ごはん、
昨日のメインはかなりお久しぶりにザ・和食な一品でした。
なんだか無性に急に作りたくなったのよねぇ、
日本人の心の故郷?「カレイの煮つけ」であります。
折よくご近所スーパーに北海道産の新鮮なマガレイが入荷、
しかもかなりの大型もあって、特に立派なガタイ(笑)のを選んでゲット。
マガレイは全道一円で獲れるお魚ですが、春は日本海が中心、
産卵期を迎えた子持ちカレイは煮魚にすると最高、なんですよね~。
カレイの種類はたくさんありますが、
特にマガレイの上品で弾力のある白身は一級品とされています。
春のマガレイに敬意を表して、八百屋さんで仕入れた春ゴボウとともに
ちょいと小料理屋さん丁寧に煮魚に仕立てていきましょう。
煮魚にはフライパンが一番便利。
新鮮なマガレイは湯通しの必要もなし、さっと水洗いだけでお料理開始。
一番大きなフライパンに水とたっぷりの酒、味醂、砂糖、醤油を加えて
一煮立ちしたら、飾り包丁を入れたマガレイをそっと並べ入れます。
さらに生姜の薄切り、春ゴボウ、長葱の青いところをお魚の隙間に加え、
落し蓋をして中火で5分ほど煮たら、落し蓋を外して、シャワータイム(笑)、
煮汁をスプーンですくってマガレイにかけていきましょう。
このひと手間が出来上がりをさらにランクアップさせてくれるのですね。
フランス料理に「アロゼ」と呼ばれる技があります。
肉を焼き上げる途中で食材から出た脂やソースをかける作業で、
柔らかくジューシーに仕上げることができると言われていますが、
和食の煮魚も甘辛煮汁をアロゼすることでよりしっとり美味しくなるわけで、
おいしく、おいしくな~れと呪文をかけながら甘辛アロゼ、頑張りました。
甘辛アロゼしながら3~4分ほど煮つけ、
煮汁がすこしとろりとお好み加減になったらもうOK。
そ~っとお皿に盛り付け、こっくり煮上がった春ゴボウと青葱を添えたら
「春の北海道産マガレイの煮つけ」の完成!
う~ん・・・鼈甲色の甘辛煮汁が艶やかなマガレイさまよ・・・。
もう、見た目でノックアウトされちゃうわぁ~。
さあ、さっそく、いっただきま~す!
飾り包丁のX印にそって、そっと箸を入れる。
ふわふわ・・・ほろほろ・・・雪よりも白い身が現われる。
鼈甲色の煮汁をたっぷり含ませて・・・ぱくり・・・・
う、うまぁぁぁぁぁ~い!!!
これよ、この味、日本人のDNAに組み込まれた煮魚遺伝子が激しく反応(笑)。
甘辛い煮汁をまとったカレイの煮つけ。
そういえば、子どもの頃、母がよく作ってくれたっけなぁ。
噴火湾の美味しいお魚に恵まれた室蘭でもカレイはレギュラー選手、
大きなお鍋で上手に煮付けてくれた甘辛さを思い出す。
ノスタルジックな思い出に浸りつつ、付け合わせの春ゴボウを味わう。
う~ん、お魚と互いに引き立て合う美味しさの相乗効果が凄い。
春の海と山の幸が甘辛アロゼで最高の一品に仕上がった。
むふふ、またまた自画自賛の金曜ごはん(笑)
しばしご無沙汰だった煮魚料理。
これを機会に復活しよう。
次はどんな旬のお魚が待っているかな。
季節をお料理する。心が晴れる。
(写真は)
甘辛アロゼで仕上げた
「春の北海道産マガレイの煮つけ」
春ゴボウと青葱もいい仕事してます♪

