ボディな言葉

大好きで

大好きで

好きすぎて

これ以上はアブナイ?

ボディな言葉

今朝はぼんやりと春霞・・・というよりもどんよりした曇り空。

札幌の最高気温13度と高めの予想ではありますが、

う~ん・・・湿度もありそうだしねぇ、

日差しがあった昨日はカラッと気持ちよく乾いたけれど、

本日は洗濯物の外干しは残念ながら断念しました~。

北海道の春は三歩進んでニ歩下がる、だなぁ~、

なんてぼんやり思いながら、朝刊の天声人語に目を通す朝。

う~む、これは、確かに笑い?苦笑い?

ある意味他人事とは思えない?エピソードが載っていました。

絶対あってはいけないが、やっちまった言い間違いの実例です。

落語家立川談四楼さんの著書に出てくるある会社でのこと。

社員を集めた決起集会でまず営業本部長が演説、

不況だが力を合わせようとこう声を張り上げた。

「みんな、一糸まとわぬ団結心で頑張ろう!」

続いて登壇した社長がさらにダメ押し、

「諸君、もう後戻りはできないぞ、すでに匙は投げられたのだ!」

ああ・・・残念な言い間違い、

絶対やっちゃいけない場面で、やっちまった。

「一糸まとわぬ団結心」って、団結心が羞恥で真っ赤になる・・・。

「匙が投げられた」って、聞いてた社員が賽、じゃなく匙投げたくなる?

本部長も社長も、言葉の本来の使い方を知らなかったのか、

思いこんでいたのか、ああ・・・ことほどさように、言葉は難しい。

私自身も言葉に敏感でありたいし、

敏感であろうと常日頃心がけているつもりだが、

「的を射る」と「的を得る」とつい無意識に誤用していたりして、

あ~、やっちまったと深く反省することもないとはいえない。

どうか「他山の石」としてください(笑)

例の「他山の石」発言が注目されている昨今、

わかっているつもりでも、一応、意味や用法を再度チェックしてみる。

やっぱり、言葉は大切にしたいし、

語源を知れば、その味わいもより深くなるもの。

昨日の朝のラジオ番組でリスナーさんに

「あなたが今首ったけのパンは?」というテーマを呼びかけていました。

ラジオで聴く「春のパンまつり」、美味しそうなパンが続々紹介され、

食欲中枢を大いに刺激されましたが、同時に、言語中枢を刺激したのが

「首ったけ」という言葉。

なんか、久しぶりに日常で聞いたような気がします。

よく時代劇などで「あたしゃ、あんたに首ったけ」なんて

ちょいと粋な場面で耳にするような気がしますが、

「首ったけ」って、そもそもどういう意味、語源なんだろう?

スマホは便利だ。「語源由来辞典」なるサイトによれば、

「首ったけ=物事に深く心を奪われ夢中になっているさま」。

その語源は名詞「首丈(くびたけ)」が転じた語だそうで、

ハマりこんで、夢中になって「首までどっぷり浸かる」という意味で

用いられるようになったらしい。

近世前期の上方では「くびだけ」と言い、

中期以降に江戸を中心に「くびったけ」と言われるようになったとか。

江戸っ子らしい歯切れの良い発音に転化していったわけですが、

異性に夢中になる意味で使われるようになったのは近代以降とか。

ふ~ん、粋な場面での「首ったけ」は意外に新しい用法だったのね。

それにしても、まさに言い得て妙、ですねぇ。

首ったけまで水に浸かると、これはかなり危険、

これ以上好きになっちまうと、命にかかわる?ほど、大好きってわけで、

最大マックスの惚れっぷりを表す、危険すらはらんだ言葉なのだ。

言葉は面白い。

特に肉体感覚から生まれた言葉にはパワーがある。

首ったけのパンも、食べ過ぎにはご注意を。

あまり好きすぎるのも、時に危険かも(笑)

(写真は)

映画の前に

甘味で一服

白玉クリームぜんざいに

首ったけ♪