おせったいとおせっかい

ようこそ

いらっしゃいました

まずはお茶でも

これって

お接待?お節介?

「防災会議 少ない女性の視点」

「女性議員 性差別経験4割」

週明け月曜日の朝刊2紙の1面トップの見出しです。

折しも今日3月8日は「国際女性デー」。

いままでの当たり前は、もう当たり前じゃない。

困難を乗り越えて勝利を勝ち取ってきた女性たちをたたえ

さらなるジェンダー平等を目指す日が「国際女性デー」。

男女格差は社会の偏見や無意識が生むもの、誰もが当事者、なんですよね。

北海道新聞が1面トップで伝えたのは

道議会と市町村議会の全女性議員を対象に行ったアンケート調査でしたが、

議員活動中にセクハラや差別・偏見を受けた議員がなんと40%にあたる93人。

セクハラを受けた議員は69人で、うち71%は同僚議員から、

有権者からも41%の28人だったそうです。

議場の内にも外にも、ジェンダーギャップが厳然として存在。

「女のくせに」「女性に政治は無理」「議会で女性が長々話す」

「議員なんかやってるから結婚できない」「福祉とか女らしい質問をしろ」

自由記述に書かれた無意識の偏見に基く言葉に、唖然とします。

いや、議会だけじゃない。

「接待係は女性?」

別の新聞の生活欄の読者エッセイのタイトル。

小学校の校長だった70代の女性が20年前に体験した出来事です。

市内で会議が開かれることになり、その役割分担を話し合う校長会議で

司会役の男性校長が「接待係は女性の校長に」と言ったそうです。

え?一瞬たじろぎ、しかし思い切って彼女は発言した。

「ちょっと待ってください。なんで女性で、となるんですか?」

「お茶は女性に入れてもらったほうがおいしいし、喜ばれるんで」。

その説明に笑い声が上がり、数人いた女性校長からも発言もなかった。

「公平に割り振って下さい」と発言し、男女で担うことになったそうですが、

なんだ、この既視感は。20年後の五輪組織委員会と同じだ。

当時も既に「男女共同参画」といったスローガンが既にあふれていたのに、

教育者が集まる会議であからさまな性差別がスルーされていたとは。

20年経った議会でも学校でも職場でも、社会のあらゆる場面で、

「女のくせに」「女らしい」同時に「男のくせに」「男らしい」発言が

まだまだ存在するのは、残念ながら否めない。

あれ、待てよ、素朴な疑問が浮かんだ。

そもそも、会議に「接待係」なるものは絶対必要なのか?

主催者側が茶菓をふるまうために必要な係、なのでしょうが、

お茶が飲みたければ自販機やマイボトルで対応すればよくね?

「誰がお茶を入れるか」なんて、どーでもいいわけで、

会議で話し合うべき案件の方が百倍大切なわけで、

男女問わず参加者は実りある会議のために

大切な時間とエネルギーを注力すべき、なんだと思うなぁ。

「接待」とは本来は仏教用語で、

お布施の一つとして修行僧に門前で湯茶を供すること。

今でも四国八十八寺を巡るお遍路さんに茶華をふるまうことを

「お接待」と言うように、本来は無償の行為。

誰かに強制されることでもなく、ましてや見返りを求めることでもない。

会議に参加するのは修行、ではありませんもの。

おせったいを無理強いするのは、全くもって、おせっかい。

国際女性デーの朝に、思う。

(写真は)

我が家のお接待、

一方が買ってきたおやつで

一方が紅茶を淹れて

二人仲良くひとやすみ♪

この日は室蘭名物「草太郎」