一瞬のときめき
マスクをはずし
そそくさと
慌ただしくも
思い出した
この一瞬のときめき
台風並みに発達した爆弾低気圧による暴風雪に見舞われ、
北海道各地にも被害がでているようです。
札幌はさほど強い風にはなりませんでしたが、
今朝起きると、一面真っ白の銀世界に戻っていました。
ついこの間までは春のような陽気に恵まれ、
マンション駐車場の雪もすっかり解けてアスファルトが見えていたのに、
今朝は一転、車はすっぽり白い雪化粧、お天気に振り回されますが、
これも春が近づいている証、ともいえるらしい。
この大荒れの天気は、
数日前まで北海道などの上空を覆っていた4月並みの暖気と
北からの寒気がぶつかり、その温度差によって
低気圧が台風並みに発達したためなのだそうです。
つまり、春と居残っている冬がせめぎあっていうこと。
屋根が飛んだり、交通機関がマヒしたり、受験日程に影響が出たりと、
この時期の荒天は本当に困りものだけれど、
ある意味では季節の歩みが順調に進んでいる証、でもあるのね。
とはいえ、暴風雪は早く収まってくれますように。
そんな昨日、ほぼ1年ぶりに、一瞬のときめきを感じました。
いやいや、別に、きゅんきゅん恋に落ちたわけではありません(笑)
でも、そうよ、この心がぱっと華やぐ瞬間は、
そう、1年ぶりだった。
あのね、マスクを外し、口紅をつけたのよ~♪
どこで?札幌の中央警察署で。
えっと正確には中央署内の2階の写真撮影室前で。
そうです、免許更新のための写真撮影のためであります。
昨日の札幌、思っていたよりもはお天気が荒れなかったので、
3月の誕生日前に、忘れないうちに早めに済ませようと
中央警察署で運転免許の更新手続きをしてきたのです。
1階で申請受付を済ませ、手数料を支払い、視力検査を済ませ2階へ。
2階で書類を出して、名前を呼ばれたら、次はいよいよ写真撮影。
あと5年間はこれから撮る写真が免許証に記載されるわけで、
口紅を塗らないぼやけた顔を残すわけにはいかない(笑)
写真撮影室の前のベンチの一番隅に座り、横を向いて、ポーチを取り出し、
リップペンシルと口紅とコンパクトを取り出し、膝の上にスタンバイ。
人目を避けて、そっとマスクを外し、リップペンシルで輪郭を描き、
紅筆にベビーピンクの口紅をとり、丁寧に塗っていく。
・・・あ・・・唇に・・・春が来た・・・!
ほぼ1年ぶりに唇に口紅がもどった。
色のない唇を見慣れていた目に・・・ベビーピンクが、まぶしい。
口紅をさした瞬間、ぱっと、心が華やぐこの感覚、ずっと忘れていた。
メイクの最後の仕上げの、この一瞬のときめきを
中央警察暑の2階で、思い出したのだった。
「マスクは外してください」。
今ではめったに見られない注意書きが貼られた撮影コーナーへ向かい、
レンズを見つめ、パシャ、「はい結構です」写真撮影はあっという間に完了。
そそくさとまたベンチへ戻り、またまた人目を避けて、横を向き、
素早くさっと口紅をティシュでぬぐって、マスクをする。
まるで、お触書の禁を破ったみたいなおどおどっぷり(笑)。
唇に春らしいベビーピンクの口紅をさす。
そんな当たり前がマスク生活の中ではなかなかできないものね。
それでも、あの一瞬のときめきに、心は華やいだ。
優良講習を終えて、新しい免許証を手にする。
え~っと・・・口紅効果がどれほどあったかは、言わぬが花(笑)
免許証の写真映りに満足できる人は、多分少ないよねぇ。
まあ、こんなもんよね、これが今の実力ってことで(笑)
それでも、口紅をさした。
一瞬、春が来た。
(写真は)
居残った冬と
春のせめぎあい。
山はまた雪景色。
行きつ戻りつ春は来る

