なごりグラタン

春を待ちながら

冬を惜しむ

ほくほく

やさしい

なごりグラタン

小鳥が元気だ。空が明るく青い。

プラスの気温となった日中には道路の雪が融けはじめ、

あれ?春が来る?そんな予感がいっぱいの金曜日、

なごり雪ならぬ、なごりグラタンを作りました。

今月は貯蔵野菜在庫一掃強調月間(笑)につき、

長い冬を越したじゃがいもを大量消費すべくお料理中。

で、昨日の金曜ごはんも、例によってタサン志麻さんレシピから

「じゃがいもとタラのグラタン」にチャレンジ♪

メインの材料はじゃがいも(メークイン)とタラ。

どちらも寒い北海道の冬を代表するおいしい食材。

郷土料理タラの三平汁にもじゃがいもは欠かせませんが、

冬のフランスの家庭料理でもタラとじゃがいもは大活躍、

春を待ちながら、冬の名残を惜しむグラタン、ね。

まずは越冬したメークインの皮を剥き5mm厚さにスライス、

水にさらさずそのままフライパンに入れ、牛乳、にんにく、塩少々を加え、

中火にかけ煮立ったら弱火で15分程煮詰めてポテトのクリーム煮を作ります。

志麻さんのレシピでは生クリームも加えますが、今回は牛乳の量を増やし、

バターを少し足してアレンジ、ま、臨機応変にね。

タラは食べやすい大きさに切って、塩胡椒をしておきます。

で、さらにまた、ここで野宮的アレンジ。

ちょっと緑黄色野菜もほしかったので、冬に美味しいほうれん草を

オリーブオイルをちょっと落とした熱湯でさっと茹で、水気を絞って、

STAUBのグラタン皿の一番底に敷き詰めます。

緑鮮やかなほうれん草の上にタラを並べ入れ、

その上にとろとろのポテトのクリーム煮をたっぷり載せて粉チーズをふり、

志麻さんレシピより分量が多かったのでオーブンの温度、時間は高め調整、

230度で25分ほど焼くと、ぐつぐつこんがり黄金色に焼き上がり、完成♪

タラとじゃがいもと牛乳と、みんなオール北海道産。

寒い冬は大変だけど、その分美味しい食材に恵まれているのよね。

北海道と去りゆく冬に感謝をこめて、なごりグラタン、

「野宮的じゃがいもとタラのグラタン」いざ、実食!

熱々、ぐつぐつのグラタンをざっくりサーバースプーンでお皿へ。

おおお~、優しいミルク色したポテトのクリーム煮と白いタラの下に

はっと目が覚めるような鮮やかな緑のほうれん草があらわれて、

まるで雪の下から萌えいずる春の芽吹きのよう。

ふうふう・・・ぱくり・・・やさしい!美味しい!絶品!

じゃがいもの自然なとろみとタラの旨みとほうれん草の甘さが三位一体、

どこにもとんがった角がない、本当に本当にやさしいやさしい味わいだ。

食べる度に、なんか、イイ人になれそうな気分になってくる(笑)

しみじみと、じんわりと、心に沁みる、やさしいグラタン。

心配事や、不安や、緊張や、イライラも、やさしく癒してくれそうだ。

タンパク質もカルシウムもビタミンも摂れるし、体も心も温まる。

受験生にも食べさせてあげたい一品かも。

タラとじゃがいも、冬の名残を美味しくいただいた金曜日。

ご近所スーパーの魚売り場にはぴかぴかの鰊が並んでいました。

いつしか冬から春告げ魚の季節へ。

季節は、ちゃんと巡っている。

(写真は)

冬のなごりグラタン

「野宮的じゃがいもとタラのグラタン」

ミルク色の一番下は緑のほうれん草。

春を予感させる季節の味わい。