北京の冬
香り高い
熱々スープで
寒さ厳しい
異国の街を想う
北京の冬
金曜ごはんで、世界を旅する。
昨日の目的地は、北京。
飛行機に乗って外国へ食べ歩きができなくても、
創造と妄想さえあれば、キッチンから美味しい旅はできるのです。
今回の旅のきっかけは先日のNHK「あさイチ」。
朝ドラでもおなじみの孫成順シェフが紹介していた
「鯛と白菜の北京風スープ」に、コレは、絶対、美味しい!と
思わず食いついてしまいました。寒さの厳しい季節にぴったりの一品。
北京で昔から作られてきた伝統的な家庭料理だそう。
確かに北京・上海・四川・広東の中国4大料理の中でも
北京料理は北方の寒冷地ゆえ塩味が強いこってり系が特徴とされます。
厳しい寒さから体を芯から温めてくれそうですよね~。
ちょいちょいアレンジしながら、いざ、クッキング開始。
メインの鯛の代わりに北海道産の旬の鱈を使用。
孫シェフも「白身の魚、鱈もいいよ~っ」て言ってた気がするしね。
魚売り場で光り輝く新鮮な鱈を見て買わないわけにいかないもん。
え~と、まずは鱈を食べやすい大きさに切って、
紹興酒、胡麻油、少々の塩をもみこんで下味をつけます。
白菜は軸と葉に分けて削ぎ切り、お豆腐も大ぶりにカット、
緑豆春雨を水で戻し、さらにレシピにはなかったけれど絶対合うと思うので、
台湾でゲットした超立派な木耳も戻し、土鍋に白菜、豆腐、春雨を入れます。
そして、次が大きなポイント。
下味をつけた鱈に小麦粉をまぶし、溶き卵をくぐらせて、
フライパンに多めの油を入れて両面をピカタ風に焼くのです。
う~ん・・・紹興酒と胡麻油の香りが馥郁とし、すでに美味しそう。
黄金色に焼いた鱈を土鍋に加え、戻した木耳も投入したら、スープ作り。
中華鍋に油を熱し、ネギと生姜のみじん切り、そして八角、花椒を入れて
香りが出るまで炒めたところに紹興酒を投入、じゅわぁ~~~!
うわぁ~、めっちゃ、異国の香りがキッチンに漂います。
そこへ鶏ガラスープと塩を加え、ひと煮立ちした熱いスープを土鍋へ。
あとは蓋をして20分ほど煮て、いったん蓋を取り、アサリを加え、
もういちどをして30秒程度煮たら、火を止めて食卓へ。
さあ、ちょっとひと手間加えた我が家の新作メニュー、
「鱈と白菜の北京風スープ」、いっただっきまーす♪
ふわぁぁぁぁぁ~~~~~!!!
土鍋の蓋を開けた瞬間、北京の冬へワープ(笑)
鱈やアサリ、白菜の旨みが濃縮されたスープの旨みに
八角、花椒、そして紹興酒の香りがエキゾチックな魅力を加え、
スープを一口飲んだだけで、アタシは、北京へ旅立ってしまった。
そして・・・卵を絡めて焼いた鱈が・・・もう絶品!
卵の衣でコーティングされているので身はふっくら、しっとり。
生の鱈を入れた鱈ちり鍋とは、全く別物に仕上がっています。
これは、行ったことないけど(笑)、北京の味。
寒さ厳しい北方で育まれた伝統の家庭料理。
北京の冬の代表的野菜である白菜をたっぷり使い、
魚を卵で焼くことで具材とスープの両方にコクと旨みを加え、
八角や花椒といった漢方スパイスで香りと薬効をプラス。
極寒を美味しく乗り切る暮らしの知恵が詰まった一品でした。
はふはふ・・・ぱくぱく・・・はふはふ・・・。
もう、箸が止まりません。
「鱈と白菜の北京風スープ」
また新たに我が家の定番リスト入りが決定。
土鍋の湯気の向こうに
北京の夜が、見えた
・・・ような気がした。
(写真は)
まだ見ぬ都
北京の夜が見える
「鱈と白菜の北京風スープ」♪

