ハレの日豆腐
土の中に
実をつける
地の豆と
ンムクジのコラボ
ハレの日豆腐
雪が降り積もる白い季節になると
テレビから三線の音がしきりに流れてくる。
ああ、今年も、この季節がやってきた♪
イオン北海道の沖縄フェアであります。
スローでおいしい癒しの南国グルメが店先に並んでいて
なかなか行けない沖縄への募る恋心が眺めているだけで癒されます。
いやいや、見ているだけで済むわけがない、
まずは仕事帰りの夫がいち早く買い込んできましたよ。
うわぁ~、久しぶり、懐かしい♪
大好きな「ジーマミー豆腐」ではありませんか。
早速、週末の食卓にラインアップ。
色絵が美しい島袋常秀工房のやちむん皿に盛りつけました。
甘じょっぱい醤油たれをかけて、
台湾の竹スプーンでいただきま~す。
ぷるるんと弾力のある手応え、もっちりした食感ののちに
ふわぁぁぁ~っと広がる落花生の香り、やっぱ、大好き!
「ジーマミー豆腐」は落花生で作った豆腐。
沖縄では土の中で実をつけることから落花生のことを
「地の豆」=じーまみー、と呼ばれています。
その地豆をンムクジ(さつまいも澱粉)を練り合わせて
精進料理の胡麻豆腐のように仕上げたものです。
その歴史は琉球王国時代に遡り中国の冊封使を迎えるおもてなし料理、
つまり「宮廷料理」の一品として作られていたようです。
それが明治時代になり、琉球王府がなくなってしまったあと、
沖縄の郷土料理として広く作られるようになったと言われています。
といっても、元々落花生は貴重品だったことから、
「ジーマミー豆腐」はおもにハレの日に食べられるご馳走だったようで、
独特の香り高い風味とぷるるん&もっちりしたなめらかな口あたりは
沖縄の言葉で「クーベーサン(味わい深い)」といわれてきました。
さらに、宮廷料理だった「ジーマミー豆腐」が
一般家庭の食卓に普及するにはある場所の存在も大きかったようです。
「聞き書 沖縄の食卓」(農文協)によると
「晴れ食・行事食」の発達には那覇の辻町も影響を与えたのだとか。
那覇の辻町にはかつて遊郭がありました。
華やかな社交場には宮廷料理の流れをくむ豪華な料理がふるまわれ、
「ごちそうは辻からやってくる」といわれたそうです。
豆腐を発酵させる「豆腐よう」や「ジーマミー豆腐」も
「辻の料理に負けないように主婦が料理の作り方を工夫」して
家庭でも作られるようになったのだそうです。
土の中で実をつける落花生を熱湯につけて皮を剥き、
すり鉢で白い乳状になるまで丹念にすりつぶし、しぼり、
ンムクジを加えて根気よく練り続け、型に入れて固める。
ミキサーも冷蔵庫のない時代、楽な作業ではなかったことでしょう。
辻に負けない料理を。
かつて那覇の女性たちがどんな思いでジーマミー豆腐作ったのか。
降り続く白い雪を眺めながら、南国のハレの日豆腐を味わう。
ぷるるん、もっちり、食に、歴史あり。
(写真は)
雪の季節の
「ジーマミー豆腐
イオン北海道の
沖縄フェア2021でゲット♪

