お米の国から
「八十八」
と書いて「米」
その一粒は
真珠とも
お米の国からの言葉
寒い。
昨日5日は小寒、「寒の入り」でしたが、
まさに暦通りの厳しい寒さが続く季節に突入、
早朝、窓を開けた瞬間、瞬間冷凍されそうなくらい空気が強烈に冷たくて
夜明け前の星々も月も凍っちゃうんじゃないかと心配になります。
寒さ厳しい2021年新年は、
いつか旅したい場所へのオマージュをテーマに
台湾、ベトナムにゆかりのあるお料理を作ってみましたが、
本日は南部ベトナム名物「ゴイクン(生春巻き)」のリメイク版のお話。
お正月3ヶ日、毎日同じメニューも飽きてしまうので、
年末に買い出しした食材を有効に使いながら、
ちょいちょい目先を変えて、あれこれリメイク。
本場のレシピでベトナム料理の大定番を楽しんだ翌日もね。
輸入食材店で買いこんだライスペーパーがまだたくさんあるし、
ベトナムの米粉の細麺「ブン」も残っているし、
バジルやミントは使い切ったけれど、どれどれ、ごそごそ・・・
野菜室を捜索すれば、日本が誇るハーブ「大葉」がありますよ。
よし、決まった、「ジャパネスク生春巻き」だ!
参考レシピなしに、頭の中だけで、オリジナル和風リメイクを考える。
う~んと・・・リーフレタスにキュウリ、青葱も少しあるし、
おっと、常備ストックのツナ缶もある、イケるイケる。
まずはツナ缶にマヨネーズ、醤油とメープルシロップを少々加え、
やさしいお味のツナマヨに・あとはブンを茹で、キュウリは千切り、
リーフレタスをちぎり、大葉をスタンバイしたら、
ナンプラー・ライム・三温糖、赤唐辛子・水を混ぜて
ベトナムの国民的たれ「ヌクチャム」を作っておきます。
生春巻きは具材を準備すれば、後はもう手軽にできるのが嬉しい。
ライスペーパーをぬるま湯で湿らせ、まな板の上に載せたら、
素早く野菜類に大葉、ブン、ツナマヨを載せて、巻き巻きするだけ。
ベトナム版のように海老を透けさせる(笑)小技もいらないのでさらに楽。
巻き巻きできたら、食べやすくカットして、
今回はビレロイ・ボッホのお魚柄が楽しいお皿に盛り付けて、
ヌクチャムを添えたら出来上がり。
題して「ジャパネスク生春巻き~お米の国から」♪
おおお、緑鮮やかな断面、見た目からもうイケてる。
甘辛酸が三位一体のヌクチャムをちょいとつけて、ぱくり。
う~ん、シャキシャキした生野菜の歯触りとツナマヨのコクに
日本が誇るハーブ大葉の心地よい芳香が実によくマッチし、
ヌクチャムがほのかにエスニック風味を漂わせ、美味しい!
ツナマヨと大葉がイケるってことは、
バジルやミントなどの香草や海老やお肉がなくても、
身近な相性の良さげな材料で無限大にイケるそうな気がする
マグロとアボカドとか、納豆とかタラコとかも可能性がありそう。
それもこれも、ライスペーパーさえあれば。
今更ですが、ベトナムの米文化の凄さを思い知ります。
ベトナム南部のメコンデルタでは1年中栽培と収穫を行うことができ、
二期作、三期作も可能な世界有数の米どころ。
日本と同じように粒のまま「コム(ごはん)」として主食に食べる以外に
割れ米なども余さず利用して、フォーやブンなどの米粉麺や
ライスペーパーなどに加工する独特の米文化が育まれているのですね。
乾燥した状態で保存できて、なんでも包めるお米のシート、ライスペーパー、
最初に発明した人は天才だと思いますねぇ。
日本では「八十八」と書いて「米」という漢字になるように、
米作りでは88回もの多くの手間がかかるとされ、お米を大事にしますが、
ベトナムでもお米の成長過程に合わせて「種・苗・籾・米」といった具合に
呼び方が変わるのだそうです。
さらに米粒はお天道様からいただいた真珠、と言われ、
一粒でも無駄にすると10世代、子孫は食べ物がなくなると言われているとか。
日本とベトナム、同じようにお米を大事にしてきたのですね。
どちらもお米の国、いまだ旅したことはありませんが、
ますます、行きたくなってきました。
ジャパネスク生春巻きを食べながら
熱帯モンスーン気候がもたらした
広大なメコンデルタの穀倉地帯を思い浮かべる。
いつか行きたい場所がある。
それだけで幸せ。
(写真は)
お米の国からの贈り物
ジャパネスク生春巻き
ヌクチャムもいいし、
味噌だれも合いそう♪

