涙のスープ
温かくて
いとしくて
ほっとして
涙がでるほど
おいしいスープ
2202人。
昨日、国内の新型コロナウイルスの感染者が
過去最多となる2202人となりました。
これまでの国内最多感染者数、14日の1735人を4000人以上上回り、
感染の急拡大が止まりません。
検査数が以前より増えていることを勘案しても
やはり緊張感にきゅっと心身ともに引き締まる数字であります。
せめて温かい食事で栄養補給、免疫力もあげていかねば。
そんななか、朝刊の広告企画面に素敵なメニューが載っていました。
「涙のスープ」
料理研究家「コウケンテツの”食は人なり 出会いなり”」のコーナー、
今回のテーマはポルトガルの伝統的なスープでありました。
ポルトガル料理の魂「バカリャウ(塩漬けタラの干物)」が主役。
ポルトガルの人々の胃袋を支えてきたバカリャウですが、
伝統的なタラ漁は大型船で出発、半年は陸へ帰れない過酷な仕事。
漁師さんたちは母船から単独でおのおの小舟に乗り移り、
長時間冷たく荒れる海の上でタラと格闘、
命を落とすことも少なくなかったそうです。
そんな彼らの心身を温めてくれたのが「ショラ(漁師風スープ)」。
母船に戻るとバカリャウと野菜を煮込んだトマト風味の熱々スープが
氷のように冷え切った海の男たちの身体を温めてくれ、
半年ぶり陸の家へ戻ると、漁師たちは我が家のショラを食べて
また涙を流すのだそうです。
荒れる海から漁を終えて母船へ戻れた安堵感。
離別していた家族と無事再開できた喜び。
帰る者と待つ者がお互いを思う気持ち。
そんな「心に秘めていた寄る辺ない寂しい気持ち」を
「サウダージ」というのだと、コウケンテツさんは言います。
だから、温かくて、いとしくて、ほっとして、
涙が出るほどおいしい「ショラ(漁師風スープ」のことを
ポルトガルの人々は「涙のスープ」と呼ぶのだそうです。
ああ・・・いいなぁ・・・胸がきゅんとするあったかいお話だ。
急に、アタシも、あったかいスープが食べたくなってきた。
そうだ、確かカップスープが一個、あったはず。
キノコのクリームスープだったな、バゲットをカリカリトーストして
緊張で冷えた心を温めようっと、キッチンの戸棚をごそごそ。
・・・へ!?・・・ない!・・・
ああ・・・夫が朝、出勤前に食べていったと思われる(笑)
社会の荒波へ繰り出す、街の男、だもの、しょうがないか。
食べたかったのに、食べられない。
妻にとっては、涙のカップスープ、なのだった(笑)
(写真は)
せめてもの慰めに(笑)
ベーコンと浅利と茸のスープパスタ。
先日、感染急増前の街中ランチで。
三連休はスープでも作れるかな。



