食卓の主役

米どころ

新潟の

食卓の主役は

おいしいごはんと

ジャンボなこれ♪

「なんか、いっぱい買っちゃった」。

ご近所スーパーまでおつかいに行ってくれた夫が

妙にずっしり膨らんだマイバッグを下げて帰ってきました。

あきらかに頼んだ品物以上が詰まっている気配がする(笑)

牛乳、バナナに続いてマイバッグから現れたのは、

笹団子5個入り2袋に、それはジャンボな油揚げ。

はいはい、なるほどなるほど、「北陸甲信越フェア」開催中だもんねぇ、

新潟県県人としては、買わずにいられませんよねぇ~。

わかる、わかるよ、ついつい故郷の味に手が伸びるよね~。

食事の支度真っ最中でしたが、急遽一品追加。

そう、新潟県長岡市栃尾の名物「栃尾の油揚げ」を炙りましょう。

普通の油揚げより大きさも厚さも重さもゆうに3倍はある、

多分、日本一ジャンボな油揚げであります。

お味噌汁の具材としておなじみの油揚げですが、

新潟では脇役ではなく、堂々の主役、食卓のメインを張る存在。

普通の油揚げとは見た目も味も別格、

従来の油揚げ感を根底から覆す革命的な油揚げなんです。

まな板の上に堂々と鎮座する栃尾の油揚げ。

ゆうに長さ20cm、幅6cm、厚さ3cmはあるでしょう。

とりあえず半分だけを魚焼きグリルに入れてそのまま炙り、

残りは冷凍しておきます。

う~ん、香ばしいいい匂い。

こんがり焼き目がついた油揚げをザクッザクッと一口大に切って

おろし生姜を添えて、さっとお醤油をかけて、パクリ。

う・・うめぇ~!

サクサクした皮に生姜醤油がしみこみ、

大豆の甘み、香りとともにじゅわっと旨みが口の中に広がる!

中身はふんわり、軽く、優しいお味、

しかも油抜きしてないのに、全く油っこくない。

これは・・・確かに脇役ではなく、食卓の主役。

新潟では油揚げは主食、という噂は、本当だった(笑)

すごいぞ、栃尾の油揚げ、この旨さは半端ない。尊敬の念さえわいてくる。

しかし、何故に栃尾の油揚げはこんなに美味くて大きいのか?

栃尾には火伏の神様「秋葉三尺坊大権現(秋葉神社)」があり、

江戸時代中期に隆盛を極め、諸国から訪れる参詣者のための土産物と作られたとか、

越後三大馬市があったことから、商いの際に酒を酌み交わす肴として、

手づかみで豪快に食べられる大きな油揚げが考案されたとか諸説があるようです。

いずれにしても江戸時代から続く歴史あるジャンボ油揚げ。

厳選した大豆と栃尾の名水を使い、上質な菜種油で二度揚げ、

揚がった油揚げを長い串にさしてぶら下げた状態でしっかり油を切るので、

栃尾の油揚げは食べる際に油抜きする必要がないのですね。

新潟名物だけれど、子供の頃大好きだった室蘭の輪西町の間島豆腐店の

揚げたて三角大揚げに味にとっても似ているのだ。

日曜日の朝、店先の大きな釜でジュウジュウ揚がったばかりの油揚げを

買いにおつかいに行ったものだ。揚げたてにじゅっとお醤油をかけて食べたな~。

記憶の中の間島さんの揚げと、栃尾の油揚げが、リンクする。

昭和の室蘭でも、

大きなお揚げさんは食卓の主役だった。

目の前で夫が栃尾の油揚げを美味しそうに頬張っている。

新潟と室蘭、縁あって一緒に食卓を囲む。

縁は異なもの、美味しいもの♪

(写真は)

栃尾の油揚げ

ハーフでこの大きさ。

味もサイズも主役、です。