ヴェネト州の鴨葱
しめしめ
むふふ
鴨が葱をしょって
イタリアからやってきた
ヴェネト州の鴨葱♪
秋の美食イタリアン第2弾。
先週末訪れたお気に入りのイタリアンレストラン
「RICCI CUCINA ITALIANA」で頂いた秋のディナーメニュー、
昨日の生まれてはじめて出会った「豚のしっぽの詰め物」に続き、
本日ご紹介する主役は、鴨と葱。
「鴨が葱背負ってやってくる」。
鴨が自分で葱を背負ってやってきてくれればすぐに食べられて好都合、
つまり、お人好しがこちらの利益になる材料を持ってくるような場合に
「しめしめ」「むふふ」的なニュアンスで使われる慣用句ですね。
それほどに鴨と葱は相性抜群の組み合わせということ。
日本では葱たっぷりの鴨鍋が江戸時代から人気グルメですが、
美食の国イタリアでもこの食材の組み合わせは王道だったようで、
先日のパスタに選んだのが「鴨と白葱のラグーソース」。
イタリア版鴨葱パスタ、ですね♪
「ラグー」とは「煮込む」という意味のイタリア語で、
やや大きめに刻んだ肉や野菜などを煮込んだお料理を指す言葉で、
ボローニャ名物のミートソースもラグーのひとつと言えます。
「鴨と白葱のラグーソース」は鴨肉のミートソースというイメージかな。
ほろほろに煮込まれた鴨と白葱の甘さと控えめなトマトの酸味と旨みが
完璧なアルデンテのパスタに絡んで・・・もう天国のような美味しさ。
濃厚なジビエ感のある鴨肉の味わいが実に秋らしく、
ちょっと大人のミートソースって感じで、ほっぺが、落ちた(笑)
鴨肉を使ったラグーは北イタリアヴェネト州の郷土料理。
「ビーゴリ」という伝統的なロングパスタに合わせることが多く、
ヴェネト州の鴨(アーナトラ)のラグーソースは
トマトを使わないイン・ビアンコか、少々控えめに使うのが定番らしい。
「RICCI」の「鴨と白葱のラグーソース」はまさにそのヴェネト州仕様、
真っ赤なトマトソースではなく、トマトを少しだけ旨みに使っていて、
鴨と葱のマリアージュを邪魔せずに引き立てていました。
牛肉や豚肉のラグーとはひと味違う力強さがあります。
鴨は鳥類の中でもお人好し(お鳥良し?)なのか、
罠に騙されやすく、捕まえやすい鳥だと言われることから
「鴨葱」のことわざが生まれたようですが、
イタリアの鴨はネギと少々のトマトを背負って
ヴェネト州から秋の札幌にやってきた(笑)。
ヴェネト州の鴨葱。
絶品♪
(写真は)
RICCIの「鴨と白葱のラグーソース」
控えめなトマトがいい仕事。
軽やかな赤が鴨葱を引き立てます♪

