何れさつきかつつじか

何れ菖蒲か杜若。

どちらも美しくて

優劣つけがたい。

さて、水無月の美しい君は

何れさつきかつつじか?

あれ?・・・やっぱり梅雨?

北海道の6月は梅雨もなくカラリと晴れて・・・

が、自慢のはずでしたが、ここのところ、冴えないお天気続き。

今日の札幌も朝からどんより、ひんやり、湿った曇り空。

これって、立派な(笑)梅雨?なんじゃないかしら・・・?

と、そんなじっとりした梅雨空?のもと、

駐車場の植込みに一際鮮やかな濃いピンク色の花が満開に。

美しくドーム状に剪定されている常緑の低木・・・

う~ん・・・君の名は・・・?

何れ菖蒲か杜若。

あやめもかきつばたもよく似た姿で区別がつきにくい。

どちらも優れていて優劣つけにくい時に使われる言い回しですが、

はて、濃いピンクの常緑低木、キミははたして、

何れさつきかつつじか・・・???

さつきも、つつじも、同じツツジ科の常緑低木。

花の姿もよく似ているので間違えやすいのですが、

つつじの開花時期は3~4月、

つつじが終わってからの初夏に咲き始めるキミの名は「さつき」、

旧暦の5月頃に花を咲かせることから

「皐月」と名付けられたと言われています。。

さつきの正式名称はツツジ科ツツジ属「サツキツツジ」。

ほかに「杜鵑花(とけんか)」という別称もあります。

「杜鵑」とはホトトギスのこと。同じ初夏の風物詩ですね。

李白は、杜鵑花を見ると故郷で聴いたホトトギスの声を思い出す、という、

郷里に寄せる切々とした思いを詩に詠んでいいるそうです。

なかなか風流な、さつき。

さらに華やかで艶やかな花姿にも関わらず、

最も育てやすい強靭な花木のひとつだそうで、

そういえば交通量の多い道路沿いでも

美しい花を咲かせているのを見かけたりしますね。

なかなかタフネスな、さつき。

そして、おっと、また別の名前がありました。

なんと万葉集には「岩躑躅(つつじ)」という名で登場するとか。

タフな性質から岩場でも花を咲かせることから名付けられたようです。

あれ?岩つつじ・・・?どこかで、最近、聞いたような・・・?

そうだ、三八の水無月の上生菓子の菓銘だ!

と、あわててもう一度チェックしてみたら、

ああ、勘違い「岩もみじ」でありました(笑)

岩つつじと岩もみじ、似て非なるものでした~。

まあ、美しい自然の風物に優劣つけるなんて

そもそも無粋、なのかもしれませんな。

何れさつきかつつじか。

艶やかな杜鵑花を愛でる蝦夷梅雨の金曜日、でした。

(写真は)

さつきの花言葉は

「節制」。

美しく、強靭で、

アンダーコントロールできる花、です。