ピカピカのマスク
右を見て
左を見て
横断歩道は手を挙げて。
君たちを守りたい
ピカピカのマスク
「緊急事態宣言」
朝刊1面には幅7センチの特大横見出しが。
北海道も気を緩めずに感染拡大防止に努めなくてはと
張りつめた気持ちで全国紙をめくっていたところ、
道内版に思わずほっこり、心が温かくなる記事が載っていました。
「『光るマスク』駐在さんが新一年生に」。
月形小学校の新1年生11人に月形駐在所の警察官から
奥さん手作りの特製の布マスクが贈られたそうです。
「新入生に安心して学校に通ってほしい」という気持ちから
駐在所長さんが発案、制作は奧さんが担当されたそうです。
青い鉄道やピンクのキャラクター柄の布地に
耳が痛くならないように柔らかいゴムひもをつけ、
マスクの両端には交通安全用の反射材がついた、
まさにピカピカの1年生のためのピカピカのマスク、です。
一人に2枚配るために3日間かけて22枚を奥さんが手縫いし、
駐在さんが消毒して袋詰め、6日の入学式後に手渡されたそうです。
受け取った新1年生は「カッコいい!」「学校につけていく!」!と大喜び、
「子供は地域の宝。コロナや事故に気をつけて
学校生活を送ってほしい」と語る駐在さんも、素敵、カッコイイ!
ピカピカのマスクをつけた1年生にマスクの説明をする
駐在さんご夫婦の写真も掲載されていましたが、
地域の人々の安全を家族ぐるみで守ってくれる二人の姿、
「テセウスの船」の鈴木亮平と榮倉奈々に見えてきた・・・。
マスクに交通安全の反射材をつける。
子供たちの安全を守る地域の駐在さんならではの素敵な思い付き。
初めての学校生活にドキドキ、さらにコロナ不安でドキドキの春ですが、
こんな駐在さんがいてくれたら、親も子も本当に安心できますね。
ピカピカの1年生が大人になった時、
きっと懐かしく、温かく、思い出すことだろう。
2020年春のピカピカのランドセルと
駐在さんが贈ってくれたピカピカのマスクのこと、
月形町の11人は、きっと忘れない。
人と人の接触は避けなくちゃいけないけれど、
人が人を思いやることは、コロナも邪魔できない。
さあ、右見て左見て横断歩道は手をあげて、
ピカピカのマスクで新しい春だ。
(写真は)
「緊急事態宣言」
特大見出しの紙面から
ふと窓の外を見る。
春の空が青い。
それだけで、元気が出る。

