虫驚く弥生三月

あ~、よく眠った、

さ~て、そろそろ

起きよっかな?

・・・!

虫も驚く弥生三月

今日は二十四節気の「啓蟄」。

土の中ですごもりしていた虫が顔を出す頃、のはずですが、

う~、さぶっ! うひょー、すっごい雪、風、と

地面の顔を出しかけた虫たちもビックリ、引っ込んでしまったかも。

北海道は発達した低気圧の影響で太平洋側を中心に暴風雪となっています。

札幌も大きな牡丹雪がひっきりなしに降っています。

さあ、春ですよ~と虫たちをお迎えできるお日和ではありません(笑)

「蟄(すごもりむし)戸を啓く(ひらく)」=「啓蟄」ですが、

今年はクラッシックな言葉の方がしっくりくるかも。

それは「驚蟄」

二十四節気は古代中国で作られた暦が平安時代に日本に伝わったもの。

中国では虫たちが飲まず食わずで土の中に潜り込んでいたところに

春雷が鳴って驚いてあわてて外に這い出してくるので、

「驚く」という漢字を使って「驚蟄」と言ったそうです。

ぐっすり眠っていた虫たちが

特大の目覚まし時計のような春の雷に驚いて飛び起きる様子が

目に浮かんでくるような「驚蟄」。

暦の上では春でも暴風雪に見舞われる北海道の「啓蟄」は

こっちの方に近いような気がしますね。

また昔の中国の人はこの時季、畑や田んぼでヨモギなどを燃やし

その匂いで虫やアリなどを追い払っていたそうです。

気温が上昇で家畜などへの病原菌が活発化することを防ぐため。

今のように効果のある薬などがない時代の暮らしの知恵、ですね。

さまざまなことを想う今年の啓蟄。

世界は見えないウイルスへの対策に懸命です。

不安だからこそ正確な情報をキャッチして、

よく眠り、よく食べ、よく換気して、よく手洗い。

虫も驚く弥生三月、今しばし、踏ん張ろう。

(写真は)

真っ白な雪景色。

ジャンプ台も見えません。

虫たちも二度寝の啓蟄