てのひら旅情団子

のどかで

のんびりゆったり

日本最古の湯煙と

夏目漱石と

てのひら旅情団子

この週末の我が家は「松山まつり」開催中(笑)

札幌東急の「四国 松山の物産と観光展」で

夫がゲットしてきた松山グルメを堪能しています。

絶品の「太刀魚の天ぷら」に舌鼓を打った食後のデザートも

かの有名な松山銘菓であります。

夏目漱石も愛した「坊ちゃん団子」。

キャッチ―な名前と3色の愛らしい見た目で大人気、

お菓子のおいしい街松山を代表する郷土菓子のひとつです。

愛媛土産の大定番でもありますね。

夏目漱石の小説「坊ちゃん」の中で、

日本最古の道後温泉に行った主人公坊ちゃんが

「大変うまいという評判だから温泉の帰りがけに一寸食って見た」

と書かれている「湯晒し団子」がその由来となっています。

その「遊郭の入り口にある」団子屋は今も現存する「つぼや」というお店で、

「坊ちゃん」が書かれた当時の「湯晒し団子」は米粉の団子に

白餡と赤餡をまぶしただけの素朴なものだったそうです。

大正10年頃に現在のような三色団子になったようです。

残念ながら「つぼや」のお団子は道後温泉のお店でしか買えませんが、

「坊ちゃん団子」のお店として知名度ナンバーワンなのが「うつぼ屋」。

道後温泉本館でおもてなしの際に供されるのが、ここのお団子。

思い出しますねぇ~、松山を旅した時のよき思い出でありますよ。

3000年の歴史を誇る道後温泉本館。

明治27年に改築された現在の建物は国の重要文化財に指定されていて

重厚でノスタルジックで風情あふれる外装、内装は

「千と千尋の神隠し」に登場する「油屋」のモデルとも言われています。

あまりに立派な佇まいに高級旅館?と思ってしまいますが、

道後温泉本館はず~っと昔から誰でも入れる「公衆浴場」。

「霊の湯」「神の湯」の二つのお湯に

個室や広間などを組み合わせた4つのコースがありますが

お座敷で休憩できる「神の湯二階席」がおすすめ。

大理石や大島石、砥部焼などで用いられたレトロな浴室で

存分に湯温熱めのアルカリ性単純泉で温まったあとは

館内のノスタルジックな意匠にいちいち感動しながら二階の休憩室へ。

この畳敷きの大広間がまあ、タイムスリップしたいに素敵すぎる♪

障子の向こうは縁側が続く広いお座敷で

欄干にもたれて外の景色を眺めながら湯冷まし。

白いお座布団の横には銘々の衣装籠が規則正しく並んでいます。

火照る汗をのんびりタオルでぬぐってると・・・

「お茶とお菓子でございます」。

お殿様のような天目台にのったお茶とともに供されるのが

「うつぼ屋」の坊ちゃん団子、なのでありました。

朱塗りの漆器の天目台と三色のお団子と湯煙と・・・。

う~ん、物産展でゲットした坊ちゃん団子を口にしたとたん、

一気に旅情気分が盛り上がってきました~♪

お家にいながら

春を待つ道後温泉の湯煙が浮かぶ。

てのひらにのるお団子で旅する松山。

めちゃコスパの良い妄想旅、です(笑)

(写真は)

最もメジャーな

「うつぼ屋」の坊ちゃん団子。

黄味餡はクチナシで染めています。

卵アレルギーの型にも配慮した

てのひら旅情団子。