洋服ロス

モノを大切に

食品ロスも

洋服ロスも

ほっとけない。

サスティナブルなソファ。

暖冬の影響か、各地から梅の便りが届き、

大分でウグイス、松山でヒバリの初鳴きが

平年より3週間以上も早く観測されたそうです。

大寒過ぎたら、一気に春がやってきそうな勢いですが、

ファッションの世界はもっと季節の訪れが早いもの。

朝刊には「2020秋冬のパリメンズコレクション」の特集記事が。

春服、夏服を軽々と飛び越えて、もう秋冬コレクションの話題です。

キーワードは「温故知新」。

テーラードへの回帰が強まり、

全体的に落ち着いた配色を打ち出すブランドが多かったとか。

ここ数年続いたストリートファッション全盛の流れに

変化を感じるコレクションだったようです。

ランウェイを席巻していたスニーカーが激減、

足元はかっちりしたブーツが主流だったあたりも

伝統回帰、温故知新、というわけですな。

さらにNY発のファッション記事の写真が目を引きました。

なんとも色鮮やかな、カラフルなソファが映っています。

見出しは「バレンシアガの服でソファ」。

ほ~、高級ブランドバレンシアガがインテリア部門に進出か?

と思ったら、違った。

カラフルなソファの正体は、

バレンシアガの過去のシーズンの服を中に詰めたもの。

NYを拠点とするアーティストであり建築家のハリ―・ヌレエフがデザイン、

フロリダで開かれた家具の見本市「デザイン・マイアミ」で発表されました。

損傷があって販売されなかったり、売れ残ったりした服が

透明のビニール素材で包まれたソファ、

バレンシアガのブランドロゴやタグが

あちらこちらに透けて見えるのだそうです。

余剰分の服を斬新なアイデアでリサイクル、再構築、

さすがファッションブランド、「サスティナブル」なコンセプトも、

遊び心とクリエイティブ精神満載で実現しちゃいますねぇ。

食品ロスが叫ばれる昨今、

ファッション業界も、洋服ロスをほっとけないってわけですな。

「バレンシアガ・ソファ」と命名されたサスティナブルソファ、

ちゃんとリクライニング式、モジュール式だそうで、機能性もばっちり。

こうでなければゴミにあってしまうか、焼かれてしまうか、

そんな悲しい運命が待っていた洋服たちに第2の人生を。

実にユニークな試みであります。

・・・が、どかっと座るのは・・・ちょっとためらっちゃうかもなぁ(笑)

いくら売り物にならなかったとしても、

お洋服をお尻の下に敷くのは・・・なんともむずむずしちゃうかもなぁ。

しかも新作パーカーが10万円超えの高級ブランドのお洋服だしねぇ。

タグを見ちゃうと、思わず立ち上がっちゃいそう(笑)。

なんて庶民の妄想は置いといて(笑)

環境意識を記憶するための実にユニークな実験であることは確か。

かつてハワイの日系移民が着物や布団生地からアロハシャツを生み出したように

古いもの、傷んだものに新しい命を吹き込む試みから

また新しいファッションの価値が誕生するのかもしれない。

洋服ロスから生まれた

サスティナブルなソファ。

とても美しかった。

(写真は)

パリコレは温故知新。

おやつも温故知新。

久しぶりの「あんみつ」

美味し。