季節とともに
秋の紅葉、
落ち葉の季節、
初雪、寒中、
やがて春へ。
季節と歩むお菓子。
我が家ご用達の新潟銘菓の老舗「里仙」話の第2弾。
本日のお題は「栗かん」であります。
昭和2年創業の老舗の店名を冠した「里仙もなか」と並ぶ人気のお菓子で、
毎年、甘党の新潟ケンミンは発売時期の秋を楽しみにしています。
「栗かん」は10月から3月の間だけ登場する季節限定のお菓子。
白隠元の餡に刻み栗がふんだんに散りばめられたお上品な棹菓子で、
名前からイメージされる栗羊羹とはまったく違います。
食感、味わいは練り切りの上生和菓子、
控えめな甘さ、白隠元餡と栗の風味を存分に味わえます。
材料は、白隠元餡、栗、砂糖、寒天、水飴、塩だけ。
添加物、保存料は一切使われていません。
ゆえに、賞味期限が、季節とともに移ろうのでした。
「里仙」のHPに詳しく記されています。
発売当初の10月1日~10日は3日間。
10月11日~31日は5日間。
11月1日から3月31日は7日間、だそうです。
秋の始めは短く、落ち葉の頃には少し伸び、
冬から春を待つ頃までは少し長めに設定されているのであります。
和菓子は季節の移ろいを写し取る芸術品、でありますが、
賞味期限まで季節と歩みをともにするなんて、
これぞ、まさに季節とともに味わいたい極上菓子ですね。
明日から2月、如月、さあ、急いでいただかなくちゃ(笑)。
黄金色の田んぼ、たわわに実る柿、大きな栗の木などなど
夫の故郷、越後の里山の秋を想像しながら、味わいましょう。
おっと、ここで一句。
「栗かんや ふる里偲ぶ、夫かな」
栗かん。
新潟の秋から冬の、
立派な季語、です。
(写真は)
春を待つ
「栗かん」
上品な甘さで
一本食べれそう(笑)

