一粒のとうもろこし
北海道の
豊かな大地に
新たな一歩が。
はじまりは
一粒のとうもろこし。
昨日、札幌市内で開催された農業シンポジウムで
司会進行を務めさせていただきました。
テーマは北海道で栽培が始まった注目の「子実用とうもろこし」。
タイトルは「令和時代の日本農業における子実用とうもろこしの役割」。
ん?子実・・・?とうもろこし・・・?
大通公園のトーキビ屋台で焼いてる・・・のとは違います(笑)
食用として一般的なピーターコーンなどの甘みの強い品種は「野菜」、
子実用とうもろこしは畑で完熟させ実が固く乾燥させた実だけを収穫し、
栄養価の高い濃厚飼料やコーンフレークなどの食品に加工される「穀物」。
あの映画「フィールドオブドリームス」の印象的なとうもろこし畑は
この子実用とうもろこしが広がる風景、なのでした。
子実用とうもろこしの国内需要は年間1500万トンにのぼりますが、
日本は99%以上を輸入、世界一の輸入国だったのですが、
北海道の先進的な農家グループがこの「穀物」に注目、
2011年作付面積6ヘクタールで栽培を開始したところ、
それは立派な子実用とうもろこしができちゃった、のです。
そう、はじまりは、一粒のとうもろこしから。
彼ら「北海道子実コーン組合」の輪は徐々に広がり、
2019年は11年の40倍以上の59戸、栽培面積は250ヘクタール、
収穫量は2500トンにまで増えてきました。
安心安全な国産飼料、国産原料としての需要が見込まれ、
水はけは良好になり、連作障害も防いで土壌改善が期待でき、
栽培に手がかからないので労働力不足にも対応できる子実用とうもろこし。
国内生産ほぼゼロからの新たな一歩。
全国的にも栽培が広がり始めた子実用とうもろこしの現状の課題と
今後の展開に向けた取り組みについて考えようと
農政の責任者、メディア、耕種農家、畜産農家、消費者団体から
パネラーをお招きして昨日のシンポジウムが開催されたのです。
基調講演、講演、パネルディスカッションの3部構成と
4時間に渡るシンポジウムでしたが、生産、利用、消費の事例紹介、
会場の熱気から子実用とうもろこしへの期待をひしひしと感じました。
人口減少、気象変動、さまざまな変化に日本農業が対応していく上で、
新戦力となるポテンシャルを秘めた作物だということが感じました。
実はシンポジウムを主催した
「北海道子実コーン組合」の副組合長を務めているのが
ブログで何度かご紹介したガーベラ生産者
「干場ファーム」の干場法美さんでありまして、
久しぶりにお仕事ご一緒できて、とても嬉しかったです♪
さらに干場さんが今年のお正月にも贈って下さった、
道産子実とうもろこしを飼料にした超美味な極上卵の生産者、
倶知安の「石川養鶏場」の石川さんにもお会いすることができました。
卵かけごはんが絶品だったこと、
シフォンケーキのふくらみが市販の卵と全く違ったことなど、
もう、興奮して喋りまくってしまったアタシ(笑)。
卵の専門家、石川さんによると、
ケーキなどのふくらみの違いは元気な卵白の力から。
有名お菓子メーカー、パティシエご用達なのも納得。
さらに、ず~っと、不思議だった疑問も聞いてみました。
石川さんとこの絶品卵を溶くと・・・なんというか・・・
うっすら・・・美しく青みがかって見えるような・・・?
「あ~、それはねぇ、白身のビタミンの色だと思います」。
そうかぁ、鶏さんが、安心安全な栄養豊富な餌を食べてる証ねぇ。
北海道の豊かな大地で獲れた
フレッシュな子実とうもろこしを食べた鶏さんが生んだ卵は
かすかに・・・かすかに・・・翡翠のような青みを帯びている。
一粒のとうもろこしから始まった北海道の新たな一歩、
北海道の子実用とうもろこし、
令和時代の日本農業のキーワード、かもしれません。
うふふ、覚えておいてね♪
(写真は)
石川さんとこの
美しい卵。
鴬歌の青磁に
よく似合う。

