な~んもさ
おおらかで
やわらかくて
あったかい
思いやり溢れる
な~んもさ。
ほんと、素敵な言葉だわ、「な~んもだ」。
朝刊の生活面に載っていたエッセイを読んでいたく共感しました。
北海道で大ごちそうになった知人に心をこめてお礼を言った際に
帰ってきたのが、この「な~んもだ」。
「どういたしまして」という意味の北海道の方言。
よく聞く、よく聞く、居酒屋さんの暖簾の前などで
「いやいや、こんなにご馳走になって、ありがとうございます」
「な~んもだ!わっはっは~!」なんて場面(笑)。
ヴァリエーションとしては
女性の場合は「な~んもさ」、
さらに「なんもなんも」の繰り返しパターンもありますね。
いずれにしても、ほんと、温かいニュアンスのある北海道弁だ。
「どういたしまして」の語源は
「どうして、私などにこんなに良くしてしてくれるのでしょう」といった
謙譲の意味が込められた「どうして」から派生したもので、
どちらかというと相手との上下関係を意識した言い回しのようです。
一方、「な~んもだ」「な~んもさ」「なんもなんも」には
そんな堅苦しさは全然なくて、とても平らかな感じがする。
「そんなに恐縮しないでよ、どってことないからさ」と
相手を思いやる大らかさな優しさ、包容力に満ちています。
厳しい大地を力を合わせて切り拓いてきた開拓者精神さえ感じる。
さらにエッセイには、他の土地の素敵な言葉も紹介されていました。
それは熊本の友人からかけられた「いやあ、なんでんなか」。
う~ん、南国らしい大らかな肥後もっこすの笑顔が浮かんでくる。
生真面目で純朴で真っ直ぐな温かさがこもっているなぁ。
ちょいと調べてみると、他にもまだまだありました。
福岡「なんのあ~た」徳島「どちらいか」会津「さすけねぇ」
愛媛「い~えのことやね」関西「かまへん、かまへん」などなど。
いいなぁ、どの方言も、柔らかい温もりに満ちている。
ついでに外国語もちょいと調べてみると、
興味深いかかったのが、英語の「な~んもさ」。
Thank you!に対するお返しの表現が
ものすごくたくさんあるのです。
「That’s ok」「No problem」「Any time」「Don’t menion it」
などの日常的な場面でのカジュアルな言い回しから、
「(it was)my pleasure」「You’re welcome」
「You’re very welcome/You’re most welcome」といった、
丁寧な言い方までTPOに合わせた多数の表現があるのですねぇ。
してみると、北海道は、わかりやすい(笑)
な~んもだ、な~んもさ、なんもなんも、
とりあえず、この三つをマスターすれば大丈夫。
そして、最後に「したっけね~」で〆れば完璧(笑)。
北の大地は、言葉もおおらか、なのだ~。
(写真は)
東京向島「青柳正家」の
名物「菊最中」を頂きました。
まあ、ありがとうございます!
な~んもさ♪

