うまい名物

名物に

うまいものなし、

なんて言わせない。

米どころで生まれた

うまい名物。

「やったぁ~、里仙のもなかだぁ~♪」

夫の故郷から届いた宅配便の中身は大好きな新潟銘菓、

昭和2年創業のケンミンに愛される老舗「里仙」のもなかでした。

うふふ、栗たっぷりの棹菓子「栗かん」もあるわぁ。

さっそく、昨日のお茶時間にいただきました。

さく・・・しと・・・とろり・・・♪

越後米からできた香ばしい皮、

白隠元餡に大納言の小豆が入った「白あん」と

小倉餡に大納言を配した「赤あん」はどちらもしっとり&とろり、

皮と餡のバランス、上品な甘みと香り、やっぱり美味しい♪

新潟を代表する「里仙もなか」。

日本全国に名物最中は数あれど、個人的に一番好きかも。

正直言うと、「最中」は割と甘いものが多いし、

歯の裏に皮がひっついたり(笑)することがあって、どちらかというと、

大好き!とまではいかなかったのですが、「里仙」は別格。

というか、「里仙もなか」を食べてから最中への見方が変わった(笑)。

あまり甘いお菓子を食べない息子も、

小さな頃から「さとせん、さとせん」とパクパク食らいついていました。

新潟出身の夫はもちろん、我が家はみんな「里仙もなか」信者(笑)。

しかし、そういえば、里仙もなかの歴史って、あまり知らなかったなぁ。

ということで、改めて「里仙」のHPをチェックしてみると、

おおお、以前よりもリニューアルされたようで、ヴィジュアルもアップ、

お菓子の説明に加えて「創業のおはなし」も掲載されていました。

「里仙」の創業は昭和2年、当時26歳の佐藤佐吉青年が

今の本店がある新潟市古町に店を構えたが歴史の始まり。

代々の当主の名前であり、敬愛する祖父佐藤仙太郎の名から

屋号を「里仙」としたそうです。

とにかくお客さんが喜ぶ美味しいものを作ろうと

「近道を探そうとせず、手間暇をかける」ことを信念にして

真面目に誠実にお菓子作りの励んだ初代佐吉青年、

当時、和菓子の中で上位と言えなかった「最中」にこだわり、

「本物の最中を作ろう」と味を追求、試行錯誤の末に生まれたのが

今もお店の代名詞となっている「里仙もなか」。

しかし、戦争中は砂糖などの材料が手に入らず、お店は休業。

砂糖の統制が自由になった昭和26年に「里仙」を再開。

ああ、あの里仙もなかが食べられると、

新潟の人々がお店に行列を作ったそうです。

そうか・・・新潟の人にとって、

里仙もなかは、平和の象徴のようなお菓子だったのね。

長い戦争が終わり、甘さに飢えていた人々にとって、

さく・・・しと・・・とろりとした上品な甘さは

どれほど心を癒し、明日への活力となったことでしょう。

誰だ?最中は皮が歯にひっつくとか、甘いとかほざいた奴は?(笑)

「里仙もなか」の栞にはこんな文章がしたためられていました。

「名物にうまいもの無しの昔説を打破して『モナカ』の品位を

益々工場さすべく専念致して居ります 舟江の里にて 里仙主人敬白」。

うまい名物、新潟古町にあり。

越後土産にお奨め、です♪

(写真は)

我が家のベストワン最中

「里仙もなか」

上品な甘さ、皮もさっくり、

歯にくっつかない(笑)。