美味しいバジリ
さくさく
ふわふわ
粉と葱と
美味しいバジリの
マリアージュ♪
2019秋の台湾食い倒れ旅5日目リポート。
帰国日前日の5日目は心置きなく台北ショッピング。
まずは清代からの街並みが残るレトロな問屋街「迪化街(ディーホワジェ)」へ。
日本統治時代から続く百年市場「永楽布業商場」で
超絶可愛い客家花柄の布地やテディベアをお買い上げ。
お次はMRTで「東門」駅へ向かい、
有名グルメや人気スイーツ、お洒落なカフェ、
ハイセンスな雑貨店などが並ぶ「永康街(ヨンカンジェ)」へ向かいました。
この日も小籠包の超有名店「鼎泰豊」前は黒山の人だかりでしたが、
さらにもうひとつの永康街名物の屋台にも行列ができていました。
台湾の人々が「世界一美味しいクレープ」と絶賛する「天津蔥抓餅」です。
土日などは50人以上が角の屋台をぐるりと取り囲んでいるのですが、
幸い、時間が早かったせいか、まだ10人ほどしか並んでいません。
いつも行列を眺めるだけで通り過ぎていましたが、ラッキー♪
いそいそと最後尾について順番を待ちます。
さくさく行列が進むごとに、カンカン、カツンカツン、ふわふわと
円盤状の葱餅を鉄板で焼き上げるリズミカルな音が近づいてきます。
両手の大きなコテで叩きまくり、回しまくり、仕上げる「天津蔥抓餅」。
おっと、見惚れている場合じゃない、注文の順番が回ってきた。
オーダーはコテを操るおばさまに口頭で伝えるシステム。
ありがたい、メニューには日本語が並記されている。
「原味」=オリジナル
「加雞蛋」=卵
「九層塔加蛋」=台湾バジリ+卵
「火腿加蛋」=ハム+卵
「起司加蛋」=チーズ+卵
「總匯」=ミックス・・・の6種類。
へ?3番目の「台湾バジリ」って???
あ~、そうか!台湾通の知人が絶対おすすめって言ってた、あれか、
「台湾バジル」のことねぇ~(笑)。
なんか、ほのぼのする迷訳だわ、台湾バジリ。
んじゃ、元気に迷わず「3(three)!」と三本指でオーダー。
「OK~、number3!」と答えた焼き担当のおばさま、
既に両面焼かれた円盤型の葱入りの小麦粉生地をコテでひらりと鉄板へオン。
両手の大きなコテを器用に操って、表と裏の皮を引きはがすようにほぐし、
軽くたたき、回し、ほぐしていく。カンカン、カツンカツン、ふわっふわ♪
よく見ると生地は細いひも状を円心状に練り上げて円盤型になっていて、
パイのように幾つもの薄い層が重なり合っています。
はは~、焼く前は中国でおなじみのおやつ「葱餅」の状態で、
この最後の総仕上げによって、生地のなかに空気を含ませ、
「天津蔥抓餅」になるわけね。百聞は一見にしかずだ。
そう、「天津蔥抓餅」の「抓」の字に秘訣があった。
「抓」とは「つねる つまむ ひっかく」などの意味がある漢字。
確かに、鉄板に上でコテを使って生地を「抓」してましたもんね、
円盤状の葱入りパイ生地「葱餅」を
独自の技で調理し進化したのが「蔥抓餅」、らしい。
さあ、2本のコテでガッシガッシと「抓」され、
鮮やかな緑の台湾バジリ、いや台湾バジルと卵をはさみ、
ぱふっと二つに折ったら、出来上がり。
焼きたての熱々をレトロな紙袋に入れて手渡してくれます。
さっそく、いっただっきまーす!
「天津蔥抓餅」地元で一番人気の「九層塔加蛋」をぱくり♪
はふ・・・表面はさくさく、中はふわふわ、もう天国みたいなエアリー感。
それでいて、かみしめるとなんとも心地よいもちもち感もあある。
小麦粉と葱と油が三味一体となった生地の旨さに
香り高い台湾バジルの香気と卵にとろりとかけられた甘辛ソースがからみ、
うっひょ~、本当に、「世界一美味しいクレープ」だわ。
これまでに食べたことのないはじめての食感。
パイとクレープと焼餅のいいとこどりって感じかな。
めちゃくちゃ美味しくて、歩きながら食べられる気軽さも嬉しい。
台北の永康街名物「天津蔥抓餅」の「九層塔加蛋」、
美味しいバジリをお試しあれ♪
(写真は)
「天津蔥抓餅」
地元一番人気の
「九層塔加蛋」
台湾バジルの香りが最高♪



