百年市場
永遠に
ずっと楽しく
お買い物ができる。
鮮やかな布の迷路
百年市場
2019秋の台湾食い倒れ旅5日目リポート。
明日の帰国日を前に実質最終日の5日目は台北ショッピング。
まずは清の時代から商業の中心地として栄えた「迪化街(ディーホワジェ)」へ。
いつもはMRT「大橋頭」駅から古い街並みが残るリノベタウンを南下しますが、
今回はガイドブックの推奨ルートである「北門」駅から問屋街を北上します。
「大稲埕(ダーダオチェン)とも呼ばれる迪化街は
日本統治時代になると商業の中心は次第にこの南側に移りました。
街の名称も永楽町と呼ばれ、淡水河に通じる運河から米や砂糖、漢方薬、
乾物、お茶、布などが運び込まれ、財を成した商人たちはこぞって
バロックやアールデコ様式の飾り正面を持つ豪華な店舗に構えたのです。
そんな日本統治時代の1908年に元々庭園だった場所に
公営市場として建てられたのが「永楽市場」。
食料品のほかに日本の商人が輸入した布の卸売り市場でもあり、
当時は1000軒以上の布屋が集まったという歴史を引き継ぎ、
現在も「永楽布業市場」と呼ばれ生地の商いが盛んな布の百貨店。
これまでも外観だけは確認していたのですが、
なかなか時間がなくて中を探訪できていなかったのです。
というわけで、本日は「永楽市場」目的で北門駅から直行してきました。
広い南京西路を歩いていくと様々な生地やYシャツ専門、ズボン専門などなど
布関連のお店が一気に増えてきました。
やがて小吃店や屋台も増えてきて賑やかさが増してきました。
南京西路と南北に交差する迪化街の南端に到着しました。
えっと、ここを曲がってすぐの右側にあったはず。
はい!正解、100年続く「永楽市場」の大きな建物発見。
ん?あれ?そのお隣にもうひとつの看板が掲げられているぞ。
「大稲埕戲苑」。なんだ?市場と関係あるのかしら?
調べてみると、大稲埕の商いとまんざら無関係ではなかった。
永楽市場の8,9階にある「大稲埕戲苑」は
台北市立社会教育館の分館の一つで、
台湾伝統戯曲の演出・普及・保存を目的とした施設だそうです。
9階の劇場では歌仔劇、京劇、客家劇などの伝統戯曲が
8階の曲芸上では台湾伝統の人形劇である布袋劇などが上演されるほか、
芸術教育や文化展示なども常時行われていて、
伝統戯曲の伝承と若い人材の育成に力を入れているのでした。
かつて裕福な商人が多かった大稲埕は
当時の大正デモクラシーの影響を受けて
台湾の「新文化運動」の中心となった場所。
商いの富に支えられ演劇場などの文化施設で賑わった歴史が
この「大稲埕戲苑」に引き継がれているのかもしれませんね。
百年市場の中に台湾伝統文化の施設が息づく。
わ~ん、実質最終日じゃなかったら、
何かの公演観たかったんだけどな~。
ま、お楽しみは、またの機会ってことで、
さあ、お目当ての布布布ショッピングへGO!
「永楽市場」へ。
(写真は)
「永楽市場」と
「大稲埕戲苑」。
百年商いと伝統文化が
仲良く共存する市場。



