進化形元祖塩スイーツ
甘くて
酸っぱくて
ちょっとしょっぱくて
ほろほろほろほろ
元祖塩スイーツ。
首里城焼失のショックは癒えませんが
沖縄を想う、沖縄へ心を寄せる、沖縄を応援する。
遠い北海道からただただ祈るばかりです。
沖縄と深いご縁がある台湾のリーダーからも
お見舞いメッセージが寄せられていましたね。
そう、沖縄と台湾は昔からご近所さんなのですよね。
秋の台湾食い倒れ旅3日目は台北萬華街歩き&プチ郊外トリップ。
朝の「龍山寺」で旅の無事を祈り、薬草ストリート「青草卷」を眺め、
清代の街路と街並みが残る歴史保存地区「剥皮寮」を散策後は
昔ながらの庶民の台所「東三水街市場」で
台南ご当地魚サバヒーのフルボディ姿にも出会えました。
台北で最も早く開けた萬華は名刹「龍山寺」の門前町。
門前町には必ず美味しい老舗のお菓子屋さんがあります。
「東三水街市場」の康定路を挟んだお向かいに
二軒の老店(老舗)菓子店が並んでいました。
どちらもほとんどガイドブックには載っていない地元密着のお店。
まずは赤い看板が目印の「太和餅舗」へ。
1946年創業当初は果物の蜜漬け「蜜餞」などを扱うお店でしたが、
今ではパンや伝統菓子が評判の地元に愛される老店となりました。
「太和」という店名の由来は「百富唯勤 百忍太和」という故事で
コツコツ励み、困難に耐えてみんなと調和するという意味。
首里城の悲劇の後だけに・・・さらに沁みる言葉です。
現在は2代目、3代目の共同経営というお店は気取らない温かな雰囲気で
懐かしい台湾レトロなケーキやパン、お祝いやお供え用の台湾伝統菓子に
大評判のチーズケーキ「?乳酪」などの新製品が新旧仲良く並んでいます。
小さな子供からスイーツ好きの若者、お年寄りまで
萬華の老若男女に愛される地元のお菓子屋さんですね。
もちろん鉄板の「鳳梨酥(パイナップルケーキ)」もあります。
お洒落に走り過ぎず、凝り過ぎない包装が好ましいわぁ。
そういえばこの店のルーツは「蜜餞」だったっけ。
蜜漬けの果物を扱っていた歴史があるのですから、
ここのパイナップルケーキは絶対期待できるぞぉ。
と、心の中の舌なめずりがバレたのか(笑)、
お店の女性が「試食してみて♪」と色々差し出してくれました。
定番の「鳳梨酥」、台湾産パイナップル100%の限定「鳳梨酥」、
そして・・・???名前が一文字違いの「鳳黄酥」。
黄色いパッケージの「鳳黄酥」、
「Pinnapple egg york pastry」とあります。
「egg」、そうか、卵黄入りのパイナップルケーキね!
例のアレですよ、台湾の人が大好きな塩漬け卵「鹹卵」だ。
お粥や炒め物などのお料理だけじゃなく、
昔からしょっぱい「鹹卵」を入れた
縁起物の甘いお菓子が好まれているのでした。
日本ではまずお目にかかれないレアスイーツ「鳳黄酥」。
お店のお姉さんに勧められた試食のひとかけらをぱくり。
さくさく、ねっとり、のち、ほろほろ♪
ほほ~、これは、初めて出会う絶妙なコンビネーション。
外側のクッキーはさくさく、甘酸っぱいパイナップル餡ののちに
ほのかにしょっぱい卵黄(鹹卵)がほろほろ、ほろほろ。
ほんのりした卵黄の優しい風味もたまらない。
甘くて酸っぱくてちょっとしょっぱくてほろほろほろろ。
これは・・・昨今人気の塩スイーツの原型だ。
世界が塩スイーツに目覚めるずっと前から
台湾の人々は鹹卵入りの甘いお菓子を作っていたわけで、
「鳳黄酥」はその伝統を引き継いだ進化形ってことね。
迷わず「太和餅舗」謹製「鳳黄酥」ゲット。
この甘酸っぱしょっぱスイーツ、クセになるのよぉ。
世界でも類を見ない台湾オリジナルの塩スイーツ。
萬華門前町老店1軒目制覇、いざ2軒目へ。
(写真は)
台湾ならではの
元祖塩スイーツの進化形
「鳳黄酥」。
断面の黄色い部分が
噂の「鹹卵」です。

