スイートダブルハーモニー

錦的艋舺風華

超越半世紀

不変的味道

二和珍が奏でる

スイートダブルハーモニー♪

また再び2019秋の台湾食い倒れ旅の3日目リポート。

雨も上がった日曜日は台北萬華街歩きとプチ郊外トリップへ。

朝の龍山寺で旅の無事をお願いし、薬草ストリート「青草卷」を眺め、

清代の街路と街並みが残る歴史保存地区「剥皮寮」で時を遡り、

昔ながらの庶民派伝統市場「東三水街市場」では

台南ご当地魚サバヒーのフルボディ姿にも出会えました。

台北で最も早く栄えた萬華エリアは名刹龍山寺の門前町。

昔から門前町には必ず美味しい老舗のお菓子屋さんがあるもので、

「東三水市場」を廣定路を挟んだお向かいにも2軒仲良く並んでいます。

まずは1946年創業の「太和餅舗」でスペシャルなパイナップルケーキ、

「鳳黄酥」をゲット。台湾の人が大好きな塩漬け卵「鹹蛋」入り。

甘酸っぱさとほのかな塩気が絶妙な元祖塩スイーツの進化形。

日本ではまずお目にかかれない台湾らしいレアな美味しさでした。

さあ、続いて細い通りを挟んだお隣の「二和珍」へ。

こちらも1945年創業の老店(老舗)ベーカリ―&お菓子屋さん。

歴史ある萬華(艋舺)らしい赤煉瓦を基調にしたお店の正面には

扇形のシンプルな看板が掲げられています。

「二和珍 Dowble Harmony Since1945」。

そうか、二和珍とはダブルハーモニーという意味なのねぇ。

軽やかで親しみやすい雰囲気の店内には

パンやお菓子が焼けるい~い匂いが漂っています。

う~ん・・・お店に一歩入っただけで幸せな気持ちになる。

「歓迎光臨(ファンイングエンリン=いらっしゃいませ♪」

それはにこやかな温かい笑顔のマダムが出迎えてくれました。

もうね、ホントにこちらがほっこりするオープンマインドな笑顔で、

甘い幸せな匂いとマダムの笑顔が、まさに「二和珍」、

スイートダブルハーモニーだわ、このお店は、間違いない。

野宮的スイートセンサーがビンビン反応する。

うひゃ~~~!あれも、これも、それも、みんな美味しそう♪♪♪

伝統的な台湾菓子から定番鳳梨餅、お祝い用の縁起菓子まで

美しく丁寧に作られたお菓子がたくさん並んでいて、

箱入りだけではなく、どれも一個から買えるのが超嬉しい。

しかし台湾菓子、ラベルは中国語、ビジュアルも似通っているので、

中身がよくわからないものも多い。

「豆沙蛋黄餅・・・?あずき餡に例の鹹蛋入り、だよね?」などど

そっとひとつを手に取って首を傾げていると、

さりげなく見守っていたマダムが「切ってあげるから食べてみて」と、

次から次へと惜しげなくカッティングボードの上で切り分けて、

次から次へと試食させてくれるのです。

これがまた、どれもこれも超美味しくて、

パクリ♪「コレ下さい!」パクリ♪「あ、コレも!」パクリ♪「ソレも!」

トレイに伝統の台湾菓子が次から次へと積み重なっていく。

「豆沙蛋黄餅」蓮の実餡の「蓮蓉蛋黄餅」黒餡月餅「烏豆沙」に

濃厚な棗(なつめ)餡の卵黄入り月餅「棗泥蛋黄」などなど

もう何種類、幾つ買ったか覚えていない(笑)ずっしり幸せな重さ。

マダムが丁寧に箱に詰めてくれているカウンターに

お店のパンフレットがありました。

「二和珍 傳統漢點」

美しい台湾菓子の紹介や創業当時の写真とともに

このお店の由来やモットーが中国語で書かれていました。

走過繁華以錦的艋舺風華

・・・超越半世紀

始終以不変的味道 佇立此處

創造展現在地文化新嶄新可能

歴史ある艋舺の街で

時を重ねて半世紀以上

今も昔も変わらぬ味を守りながら

新たな文化も創造していきたい。

超意訳ではありますが、

二和珍の心が漢字からちゃんと想像できる、ような気がする。

言葉や文化や違ってもお菓子の心は伝わってくるのですね。

龍山寺の門前町、萬華の歴史を見続けてきた老店菓子舗。

明日は「二和珍」名物菓子のお話。

(写真は)

うふふ、買っちゃった♪

萬華の「二和珍」前にて

両手に台湾菓子の花♪