艋舺良薬ストリート
青草茶
苦茶
肝火茶
心身を癒してくれそうな
艋舺良薬ストリート。
2019秋の台湾食い倒れ旅の3日目。
台風17号による雨もやみ、淡いグレーの薄曇りの秋空が広がる朝。
超朝型の旅人は朝食前にホテル周辺の萬華エリアをお散歩、
台湾で朝一番早い伝統的な朝ごはんのお店「豆漿店」などを遠目で見学、
いい感じにお腹を空かせてホテルへ戻り、絶品朝食ブッフェをもりもり。
豆漿店定番の豆漿(豆乳)油條(揚げパン)焼餅など台湾朝食メニューも充実、
ワッフルやパンケーキ、季節の果物まで全部が美味しくて
いつも食べ過ぎちゃうのよねぇ~。
さあ、朝ごはんでしっかり元気をチャージ。
秋の台湾食い倒れ旅3日目は台北市内&プチ郊外旅に出かけます。
と言っても昨日のように新幹線に乗るわけでもないのでのんびりペース。
まずは台湾旅の朝のお約束、龍山寺参りから。ホテルから歩いて3分ほど、
龍や鳳凰を戴いた壮麗な宮殿式建築が見えてきました。
台北最古の名刹「龍山寺」であります。
美しい門の入り口で長いお線香ををいただいて、前殿三宝仏に三拝、
もくもくと煙を上げる巨大な香炉にお線香を立てたら、
本殿の観世音菩薩、普賢菩薩、文殊菩薩に三拝、
そして地元の人がおみくじ解説を受けている通路を通って後殿へ。
文昌帝君、水仙尊王、媽祖、註生娘娘、関聖帝君、月下老人と
道教をはじめとした台湾のさまざまな神様たちに三拝、
食い倒れ旅の無事と安全と健啖(笑)を祈ります。
南国の色鮮やかな花々やお供物が並ぶ神様のデパート。
神仏混交、多神信仰の宗教観を体現した龍山寺には
今日も大勢の老若男女、善男善女が熱心に祈りを捧げています。
地縁、血縁、国籍を超えて多くの人々が参拝できる場所、
さまざまな神様が出迎えてくれる台湾のお寺はまさにダイバーシティ。
多様性を尊ぶ実に素敵なパワースポットとも言えます。
さあ、龍山寺の神様たちへのご挨拶も無事すみました。
急ぐ旅でもないので、龍山寺界隈をのんびり歩きましょう。
この萬華はかつて「艋舺(バンカー=モンガ)」と呼ばれた
台北最古の繁華街。気さくでローカルな下町情緒があふれるエリア。
特に龍山寺近辺は地元のお年寄りの憩いの場となっていて、
浅草+巣鴨といった風情が漂います。
おおお・・・青草茶に苦茶、肝火茶かぁ。
なんかカラダに良さげな看板を掲げたお店が一気に増えてきましたよ。
龍山寺を出てすぐ横の西昌街224卷と広州街が交わるあたり、
「青草」と書いた薬草店が集まる薬草ストリート「青草卷」です。
かつて淡水河の交易で栄えた艋舺、船で運ばれてきた漢方薬、茶など
伝統的商品を扱う古い商店が今でも現役で商いを続けているのでした。
名前も、効能もわからない様々な薬草が並ぶ様子は圧巻。
渋い店先にはさまざまな薬草茶を提供するワゴンも出ています。
「青草茶」という体のほてりをしずめてくれる台湾ハーブ茶などは
初心者、入門編としては無難らしいのですが、
肝臓にいいらしい「苦茶」は脳天を突き抜ける苦み・・・らしい。
地元の人々は薬草を煎じて飲むだけでなく、
打ち身や捻挫、おできなどにも薬草を塗ってもらいにくるそうです。
内用、外用、どちらも薬草は台湾の暮らしに根差しているのですね。
ハーブ茶好きにはたまらない薬草の迷宮「青草卷」。
良薬は口に苦しを体感できます・・・が、
今回は・・・遠慮しておこう(笑)。
ほのかな薬草の香りに癒される
艋舺良薬ストリート「青草卷」。
淡水河交易の歴史を
今に伝える場所でもありました。
(写真は)
龍山寺そばの「青草卷」
ちょっとディープな雰囲気も
良薬の魅力のうち。



