小吃台南美食聖地巡礼
地図の上では
見落としそうな
目立たない細い路地を
腹3分目で食べ歩き。
小吃台南美食聖地巡礼。
2019秋の台湾食い倒れ旅の2日目は
台風17号による雨の台北を逃れて台湾新幹線「高鐵」で古都台南へ。
車窓から台湾のシリコンバレー新竹や台湾有数の穀倉地帯嘉南平原を眺め、
台湾の今と昔に思いを馳せながら、時速300kmで台湾の北から南へ走り抜け、
北回帰線を通り越し1時間45分ほどで、熱帯の古都台南へ到着。
眩しい太陽と青空と真夏の気温が出迎えてくれました。
台湾でいちばん早く開け、17世紀の鄭成功時代には首都として発展、
古跡、旧跡、寺廟が数多く残る台南は「台湾の京都」とも呼ばれ、
南国らしいゆったりのどかな雰囲気とレトロでノスタルジックな街並み、
そして台湾美食のルーツとされる「食の都」でもあります。
台北からの日帰り旅、時間と胃袋の許す限り、
台南グルメを食べ尽くす覚悟(笑)でやってまいりました。
郊外の「高鐵台南站(駅)」から黄色いタクシーで市街中心地へ。
まずは台南観光のハイライト、台南のランドマークである「赤崁楼」を訪問。
1653年オランダ軍が築いたプロビデンシャ城(紅毛城)は、
オランダ軍を撃破した鄭成功によって「承天府」と名を改められましたが、
その後の地震で楼閣は全壊、清朝時代以降も移り変わる政権によって
改築や取り壊しを経て、修復、再建され、現在の姿になりました。
幾つのもの時代を経て、幾つもの歴史を見つめてきた「赤崁楼」。
誰もいない中庭でその柱に一人身を預けまどろむ地元の男性の姿は
栄枯盛衰のはかなさをたとえた「邯鄲の夢」を見ているかのようで、
古都台南の歴史の深さを物語る印象的な風景でありました。
「府城」と呼ばれる古都台南の風情をたっぷり感じていると・・・
・・・お腹が・・・すいた(笑)。
さあ、いよいよ食の都を食べ尽くす小吃台南美食聖地巡礼、スタート♪
台南美食を極めるなら絶対はずせないグルメストリートが「国華街」。
赤煉瓦が美しい「赤崁楼」に別れを告げ、城門前の民族路へ西へ進み、
西門円環と呼ばれるロータリーを過ぎると左側に人が溢れ出していました。
ここだ、間違いない、美味しい匂いが、予感が、ぷんぷんする(笑)。
かつての城壁に沿って台南の下町商店街として発達した「国華街」です。
府前路二段から民生路一段までの800mほど続く「国華街」は
地図の上では目立たないほどの細い路地のような道ですが、
両側に「小吃」と呼ばれる小碗サイズの台南ローカルフードの実力店が並び、
その味を求める地元の人で連日にぎわう台南美食の聖地、なのです。
府城の西門から発展した西門市場や康楽市場を囲むように
台南ならではの小吃人気店が軒を連ねていました。
うっひょ~、腹が鳴るぅ~(笑)。
しかし、国華街の食べ歩きには鉄則があります。
ルートとしては保安宮あたりから小吃店をはしごしながら
若者で賑わう正興街あたりまで北上していくのがおすすめらしいのですが、
どんなに美味しくてもお腹いっぱい食べ過ぎないこと!
小吃のお店では一皿をシェアしても嫌な顔をされることはないので
ひとつのお店で「腹三分目」おなかの空き具合を確保しながら、
食べて、分けて、歩いて、食べてを繰り返すのが
小吃台南美食聖地巡礼のお作法(笑)。
ちょうどお昼の12時を過ぎた土曜日の「国華街」は既に大賑わい。
地元の若者や家族連れなどがまさに絶賛小吃聖地巡礼中。
市場を中心に発達した「国華街」は朝8時位から昼過ぎまでが人出のピークで
のんびり夕方に行っても人気店は既に売り切れだったり、
閉店していることもあるらしいので、台北からの日帰り旅なら
何はさておいても聖地巡礼を優先すべし、なのだ。
さあ、心構えと覚悟は万全。
いざいざ国華街食い倒れ北上ルート、号砲が鳴りました(笑)。
まずは台南でしか絶対に食べられない究極の小吃「小巻米粉」の名店へ。
府前路二段を超えてすぐ右側にあるはず・・・ですが・・・
うひょ~~~!!!まさか・・・あの行列が・・・???
小さなお店の前に地元の人々がずらり長い列を作っています。
あまりに人が並んでいるのでお店の中がよく見えない。
しかし・・・日に焼けた水色の庇、その上のピンク色の看板に
確かに「葉家小巻米粉」の文字を確認、ここだ!
小巻=イカ、米粉=ビーフン、台南でしか味わえない、
イカのだしが効いた絶品イカビーフンの超人気店であります。
この行列は地元で絶大な支持を得ている証拠。
「葉家小巻米粉(イェシャーシャオジュエンミイフェン)」の下には
「正宗老店創立於1935年」と表記されています。
「正宗」とは創業者から正しく引き継がれている「正統派」、
「老店」とは60年以上続く老舗への台湾の尊称、
つまり、創業1935年の絶対間違いない超美味い老舗ってことだ。
レトロでノスタルジックな下町グルメストリートの老舗イカ米粉店に
今どきのお洒落なTシャツ姿の地元の若者や家族連れがスマホを片手に
まるでタピオカドリンクやパンケーキをめざすかのように
それは楽しそうに、それはちゃんと礼儀正しく並んでいる。
これもまた台湾の今と昔が美味しくつながっている素敵な光景であります。
よし、食いしん坊の台北からの日帰り旅人も列の後ろに並びます。
行列は長いけれど、そこは小碗サイズの小吃店。
きっと、みなさん、腹三分目で回転も速いはず。
小吃台南美食聖地巡礼、待つ時間もまた美味しい♪
おなかがすいた~。
(写真は)
台南の小吃グルメストリート
「国華街」の超人気店
「葉家小巻米粉」。
お昼過ぎには売りきれ必至。
聖地巡礼の第一番所(笑)

