奇跡のエアポケット
貿易商社
米穀店、茶藝館、
木賃宿に公衆浴場。
清代の街路と建築物がそのままに
萬華に残る奇跡のエアポケット。
と、その前に、赤黒の戦士を讃えましょう!
昨日、埼玉スタジアムでおこなれたルヴァン杯決勝で
北海道コンサドーレ札幌は川崎と延長戦までもつれこむ壮絶な戦いの末、
PK戦で惜しくも敗れ、クラブ初のタイトル獲得とはなりませんでした。
負けた。でも、よく戦った!本当に素晴らしい試合だった!感動した!
北海道民は赤黒の戦士たちを心から誇りに思います。
素晴らしい準優勝だ。
細かくパスをつなぐ川崎と鋭いカウンター攻撃で敵陣に迫るコンサドーレ、
お互いに一歩も引かない攻撃的サッカーのガチンコ勝負、
ルヴァン杯史上に残る名勝負、好ゲームでした。
前半10分菅選手の豪快ボレーで先制、後半43分に川崎に勝ち越されますが、
ロスタイム残り1分を切ったところで深井選手がCKから同点ヘッド、
延長戦前半で福森選手の悪魔の左足からFKを直接ゴールで突き放すも
延長戦後半に川崎がCKから意地の同点弾で運命のPK戦へ。
あと少し、あと一歩が、及ばなかった。
川崎が優勝カップを高々を掲げる光景を目の当たりにした若きコンサドーレ
この悔しさを絶対忘れない。絶対に、また来年、ここへ戻ってくるんだ。
経験値だとか、勝ち越した後のゲームコントロールとか、
あの大舞台でしか体験できない収穫がたくさんあった。
こういう価値ある負けを繰り返して、我々は強くなっていくんだ。
一夜経っても・・・まだ興奮と悔しさが冷めやらない。
このエネルギーを残り5試合のリーグ戦にぶつけよう。
見たことのない新しい景色は、まだまだ先にある。
北海道コンサドーレ札幌の挑戦は、続くのだ~!
・・・でも・・・悔しいよぉ(笑)
さて、息を整えて、2019秋の台湾食い倒れ旅3日目のリポートへ。
台風17号が遠ざかり雨も上がってお天気も回復した土曜日は
のんびり台北街歩き&プチ郊外旅へ。
まずはホテルから歩いて3分の台北最古の名刹「龍山寺」へ朝のお参り。
仏教や道教とさまざまな神様のデパートで旅の安全無事をお願いし、
門前近くの良薬ストリート「青草卷」で薬草の香りに癒され、
さらに萬華街歩きを続けます。
龍山寺の門前町と知られる萬華の歴史を物語る場所を再訪です。
年末年始の台湾旅の時は定休日だったようで、
一部しか見ることができなかった歴史保存地区、
「剥皮寮(ポーピーリャオ)」であります。
清代からの街並みを残した一画で昔ながらの佇まいが
そっくりそのまま残された奇跡のエアポケットゾーン。
淡水河沿いのこの辺りは既に300年ほど前から先住民族の船が行き来していて、
彼らの言葉で「小舟」を意味する「艋舺(モンガ)」と呼ばれていました。
茶葉やサツマイモなどの農作物が取引され、1736年には龍山寺が建立、
清代にかけて福州などから運ばれる漢方薬、雑貨などの売買で繁栄を極め、
1895年からの日本統治時代に地名は「萬華(マンファ)」となりました。
「剥皮寮(ポーピーリャオ)」は
艋舺=萬華に人や物が盛んに行き来し最も反映した時代の街並みが
ほとんど完璧な形で保存された歴史的価値の高いエリア。
場所は広州路と康定路に面した一角で
お隣には百年以上の歴史がある老松小学校があります。
実は日本統治時代に剥皮寮があるあたりは
この老松小学校の敷地の一部として区分されたため開発されず、
台湾の伝統的な建築と洋風なバロック建築が混然一体となった街並みは
台北市政府が1988年より歴史保存地区として修復工事を始め、
2008年に文化資産保存と郷土教育を理念を体現する場所として
新たな歴史を刻み始めたのであります。
おおお~、見えてきました。
時を重ねた美しい赤煉瓦の建物に
古き良き台北を忍ばせる美しいアーケード「亭子脚」。
赤煉瓦にタイル、セメントモルタル、様々に意匠を凝らした正面建築、
貿易商社に米穀店、茶藝館に木賃宿、公衆浴場・・・。
清代から日本統治時代へ。
艋舺から萬華へ。
当時の人々のざわめきが聞こえるようだ。
街の記憶をそのまま留める奇跡のエアポケット。
剥皮寮物語は明日へと続きます。
(写真は)
剥皮寮にて。
歴史が息づく街並み。
赤煉瓦は今も呼吸していた。



