健康鯛へい

美しい赤

凛々しいお姿

病だって

すたこらさっさ

健康鯛へい♪

さすが、自称北海道粒あん党党首。

昨日が誕生日だった夫、和菓子のプレゼントを手に帰宅。

職場の皆様、甘くお優しいお気遣いをありがとうございます。

早速、アイスコーヒーとともにお相伴させて頂きました♪

うふふ、デパ地下でお見かけする度に気になっていた

あの可愛らしいお菓子を、いざいざ、初めて実食♪

日本橋屋の「天下鯛へい」です。

おめでたい鯛の形をした可愛らしい人形焼き風の和菓子。

う~ん、しっとり&もっちりしたカステラ生地の皮と

なめらかで上品なこし餡とのバランスが絶妙、

自称こし餡党党首としては星三つ、進呈したい。

ことに魅力的なのが、このフォルム。

伝統的な左頭の横向き鯛ですが、遠目にはまんまるに見える、

その丸まり方が超キュートでたまらない。

全体の左半分が「頭」で右半分が「身&尾」という、

思い切ったデフォルメっぷりがなんとも愛らしい。

「天下鯛へい」という菓銘は

古来より「めでたい」ものとして尊ばれてきた鯛の姿に

永遠に願う「天下泰平」の願いを込めて名付けられたようです。

赤い色の美しさ、上品な味わい、凛々しい姿、

そして「おめでたい」の語呂合わせなどなど、

ご祝儀の魚の代表格だった鯛は人気の意匠であります。

昔からお祝い用のお菓子として

鯛をかたどった落雁や金花糖などが作られてきました。

こしあん党党首のバイブル「事典 和菓子の世界」によると

こうした鯛のお菓子は冷蔵庫がなかった時代、

鮮魚の代用品として広まった、と書かれていました。

なるほど、落雁やお砂糖の鯛なら保存の心配もないし、

本物とはまた違った鮮やか赤色にできるし、何より甘い(笑)。

さらに興味深い記述がありました。

江戸時代は真っ赤な鯛の落雁が見舞品としてよく用いられたのだとか。

当時の人々が恐れていたのが疱瘡(天然痘)。

赤色が病魔を払うと俗信から赤い鯛の落雁をお見舞いに贈ったらしい。

鯛形の木型が日本各地に多く残っているのも

こうした風習によっているだろう、とのこと。

疫病の原因となるウイルスの存在も治療法も予防法もなかった時代、

真っ赤な雄々しい鯛の姿で病と対抗しようとした江戸時代の人々。

おめでたいお祝い用だけではなく、鯛のお菓子には

知られざる病との戦いの歴史も秘められていたのですね。

ころんと可愛らしい「天下鯛へい」。

改めて家族みんなの健康第一を願いながら

大切に、美味しく、いただきました。

甘く愛らしい「健康鯛へい」ね。

(写真は)

左頭の二等身がキュート♪

日本橋屋の「天下鯛へい」。

残暑見舞いにもいいかも、ね。