1888サブレ
まんまる丸くて
まわりがギザギザ
バターたっぷりの
歴史的おやつ。
1888サブレ。
さあ、我が家の午後の紅茶も
イギリスからフランスへ、ドーバー海峡を渡りましょう。
夫が海外出張で仕入れてきたロンドン&パリお菓子軍団、
ファイル#3は「ラ・メール・プラ―ルのサブレ」。
パリからさらに足を伸ばした、島全体が修道院になっている世界遺産
「モンサンミッシェル」の名物お菓子であります。
「LA ME’RE POULARD」の歴史の始まりは1888年。
フランス・ノルマンディー地方「モンサンミシェル」を訪れる巡礼者のために
アネット・プラ―ル(プラ―ルおばさん)が開業した宿屋でありました。
はるばるこの地を目指してやってくる人々の空腹を満たすために
700以上のレシピを作り上げた彼女はやがて女性料理人として名誉を称えられ
「メール・プラ―ル」の名で呼ばれるようになったのでした。
中でもボリューム満点で栄養価の高い「ふわふわオムレツ」は
モンサンミシェルの代名詞として世界的に有名ですが、
プラ―ルおばさん、お菓子作りの名手でもありました。
地元産の高品質なバターや卵を使って
「ラッキーチャーム(幸運のお守り」」として
巡礼者や子供たちのために美味しいサブレやガレットを作り、
その伝統的なレシピが今も受け継がれ、
甘いモンサンミシェル名物になっているのです。
ご当地のホテルの朝食のテーブルに
その歴史的なサブレがさりげなく置かれていたそうです。
現代風に可愛らしい小さな個包装ポーションとなっていますが、
「LA ME’RE POULARD 1888 Sable’s Pur Beurre」とある。
確かに、プラ―ルおばさん直伝のサブレね。
赤いパックを開けるとまんまるな薄型サブレが3枚。
ふわ~っと濃厚なバターの香りが鼻をくすぐる。
サブレの表面には「1888」の数字が刻まれています。
当初はモンサンミミッシェルの型だったそうですが、
のちに幸運と繁栄のシンボルとして
宿の創業年と縁起の良い数字「8」を重ねた刻印に変えたらしい。
その結果、巡礼者は喜び、売り上げも知名度もアップ、
プラ―ルおばさんの経営センス、タダモノではない。
さっそく、巡礼もせずに(笑)幸運の1888サブレ、いただきます。
う~ん、軽くキャラメリゼされた表面は香ばしく、
カリカリ&さくさく&ほろほろの食感が心地よく、
濃厚なバターの風味と卵のコクと適度な塩気のバランスが絶妙。
やばい・・・薄型だから・・・パクパク3枚一気にイケちゃう。
フランス語表記の材料を読み解くと・・・
小麦粉、バター(22%)、砂糖、卵、塩、天然バニラ香料、のみ。
プラ―ルおばさんの伝統的レシピがちゃんと守られている。
初めて食べても絶対懐かしくなる。
会ったこともないおばさんの顔が不思議に浮かんでくる。
日本でも輸入食品専門店などで入手できるようです。
はるかなるモンサンミッシェルを訪れた巡礼者たちを癒した、
カリカリ&さくさく&ほろほろの
ちょっと甘じょっぱい幸運のサブレ。
1888サブレ、大好き♪
(写真は)
ホテルの朝食テーブルに
さりげなく置かれていた
モンサンミッシェルの
歴史的サブレ。
幸せな1888。

