さーせん???

えびせん、

いかせん、

あげせん、

新種のお煎餅?

さーせんって???

街のバーにこんな看板がでていたら、

その意味が理解できるでしょうか。

「さーせん 海 休」

まるで推理小説の暗号のようにも見えますが、その意味は・・・

「すみません 海に行くので休業します」だとか。

ひょえ~!言葉の柔軟っぷりにぶっ飛びます(笑)

新聞の日曜版コラムで見つけた実話、であります。

国語辞典編纂者である著者がある商店街で遭遇した看板で

「さーせん」は「すみません」の変化形。

すみません→すいっやせん→すぁーせん→さーせんと変遷?

これに「海 休」と続けて、

「すみません、海へ行くので、休業します」となる、らしい。

あ、そうか、類似ケース、ありましたね~。

部活男子の「あざーっす!」「ちわーっす!」であります。

「ありがとうございます」→「あざーす」

「こんにちわです」→「ちわーす」とトランスフォーム。

そうか、ごめんなさいバージョンもあったのね、

「すみません」→「さーせん」

えびせん、いかせん、あげせんの仲間ではなかった(笑)。

一音一音をきちんと発音しないと言葉はこんなに変化わけで

アナウンサー的には滑舌を意識する上では

「あざーす」や「ちわーっす」はよき反面教師とも言えますが、

言葉のプロであるコラムの著者によると、

挨拶言葉は、音が崩れやすいのだそうです。

「こんにちは」の原型は「今日(こんにち)は良いお日柄ですね」。

これが日常で使われるうちに「こんにちわ」と変化し、

さらに「こんちわー」→「ちわーっす」となり、

「さようなら」も「然様がならば。これで失礼します」が略され、

「さよなら」→「さいなら」と変化していったのだそうです。

「あざーっす」や「ちわーっす」は21世紀に広まった変化形、

「さーせん」はその最新ヴァージョンといえましょう。

挨拶というのは何か声を出すことが一番大事で、

笑顔で頭を下げながら「あー」でも「おー」でも、

極端な話、気持ちは伝わる、とありました。

確かにね。冒頭のバーの看板も常連さんたちには

波のイラスト入りで「さーせん 海 休」とあれば、

あ、そーゆーこと、と充分意味は伝わるのでしょう。

しかし、通りすがりのアタシには、わからなかった(笑)。

店の常連や部活仲間なら問題なく通じても

不特定多数の人々や、初対面のお相手には

超変化形はちょっと通じないことも、ありますね。

言葉は生き物。常に変化するもの。

だからこそ変化球の使用はTPOが大事だと思います。

時と場合によっては母音まできちんと一音一音発音された

「ありがとうございます」が気持ちを伝える場面もある。

直球がきちんと決まるからこそ、変化球が生きる。

野球のピッチングも、言葉もね♪

野宮的辞書にまた一つ新しい言葉が載った。

「さーせん」。

お煎餅の進化形ではない、と

追記しておこう(笑)

(写真は)

山形の至宝。

今が旬の「佐藤錦」。

山形出身の大学時代の友人が

毎年贈ってくれる宝物。

今年も、あざーっす!

いや、ありがとうございます♪