うれしいお知らせ
いつでもどこでも
ほんとうの
キャラメルが
自由に買える。
幸せな時代。
きょう6月10日は「ミルクキャラメルの日」。
昨日の新聞に載っていた森永製菓の全面広告で知りました。
キャラメルの歴史は明治32年(1899年)2坪の工場で創業した森永製菓が
日本初のキャラメルを製造、バラ売り・量り売りで発売したのが始まりで、
続く大正2年6月10日に「ミルクキャラメル10斗缶」を発売、
「ミルクキャラメル」はそれまでにない新しいおいしさと、
大々的な広告展開により日本中に知れ渡ることになりました。
そこで、名称にはじめて「ミルク」の冠詞がついたこの日を
世代を超えて愛されるミルクキャラメルの懐かしい思い出を語り合う記念日として
2000年に「ミルクキャラメルの日」と制定されたのだそうです。
おなじみのミルクキャラメル色の全面広告のコピーは
「愛されて5元号」。
明治、大正、昭和、平成、そして令和と
時代が変わっても愛され続けるキャラメルの歴史年表に
甘い物好きとしてはじっくり見入ってしまいました。
明治生まれのキャラメルが
大正に入ってミルクキャラメルとなり、
さらに大正3年に東京大正博覧会で博覧会土産として試売された
携帯用の20粒入り紙サックがより便利でおいしくなったと大人気を博し、
爆発的ヒットにつながったのだそうです。
この発売当時の紙サックが
現在の「森永ミルクキャラメル」のパッケージに引き継がれているわけで
まさに永遠のロングセラー、エヴァーグリーンなデザイン、なのね~。
などなど甘く懐かしく眺めていたキャラメル年表ですが、
昭和初期の不況、そして太平洋戦争の敗戦と苦難が続いた昭和パートに
印象的な記述がありました。ミルクキャラメルの「自由化」。
昭和25年8月、長く統制下におかれて休売していた、
黄色いサックのミルクキャラメルの自由販売が10年ぶりに復活。
つまりミルクキャラメルの自由化、宣伝活動も花開き、
多種多様な新聞広告やポスターが登場、
戦争に疲弊していた人々の目を楽しませていくのです。
「うれしいお知らせです!」。
その前年、昭和24年に販売再開を予告した新聞広告のコピーです。
森永製菓HPの広告ギャラリーに中で見つけました。
わかりやすい素直な言葉と添えられた「!」マーク。
甘く、とろけるような、あのキャラメルが、
やっと、やっと、お届けできます!
自由に買えるにようになります!
キャラメルで実感した「平和」。
さらに「森永ミルクキャラメル」の大きな活字の下にはこんな文章が。
「日本一のキャラメル工場で造られたほんとうのキャラメルを
自由に買える時代がもうすぐやってきます!」。
代用品じゃない、「ほんとう」のお砂糖、ミルクを使った、
「ほんとうのミルクキャラメル」を自由に買える歓びに
日本中が沸いた歴史が、ついこの間の、昭和の時代にあったこと。
忘れちゃ、いけない。
歴代の広告はその後、
「古橋か?マーシャルか?」とオリンピックにちなんだものや、
バットを抱えた少年に添えられた「ホームランのごほうび」など
戦後の復興、平和を体現するコピーが続いていくのでした。
いつでも、どこでも、自由にほんとうのキャラメルが買える幸せを
令和元年6月10日ミルクキャラメルの日にかみしめる朝です。
愛されて5元号、か。
ミルクキャラメルの懐かしい甘さが
恋しくなってきた。
(写真は)
キャラメルの代わりに(笑)
キャラメル色の包装の
イギリス土産のクリームサンドビスケット。
1853年創業FOX社、森永と同じくらいの老舗、ね。
こちらも、懐かしい甘さ♪

