花ホッケ
北の地に
花咲くころに
美味しくなる魚。
魚偏に「花」。
読んで字のごとし。
お魚大国北海道を代表するお魚「ホッケ」。
最近はイカも鮭も帆立も秋刀魚も漁獲量が減って心配されていますが、
ほぼ北海道全域の海に分布する「ホッケ」の姿は
だいたいいつも鮮魚コーナーに並んでいてくれてほっとします。
一年を通じて水揚げされる「ホッケ」ですが、
実は一番あぶらが乗って美味しいのは、花の季節。
ホッケは春には餌を食べるために、
秋には産卵のために沿岸による習性があるそうで、
北海道の沿岸では5月~7月と11月にぐんと漁獲量が増えるのでした。
特に北の地に桜が咲き始め、梅にライラック、藤の花と
百花繚乱となる春から初夏にかけて花の季節に
もっともあぶらがのって美味しくなるのです。
そうです。
だから、魚偏に花で「𩸽(ホッケ)」と書くのです。
生の新鮮なホッケが食べられる北海道だからこそ、
「𩸽」という漢字の意味を美味しく体感できるわけよねぇ。
ということで、先日、早速、まさに旬のホッケを賞味。
成長によって呼び名が変わるホッケ。
小さな頃はコバルト色の体色から「アオボッケ」、
1歳までの未成魚は「ロウゾクボッケ」、
そしてご近所スーパーでゲットしたのは
この時季に餌を求めて沿岸に接岸した、
いわゆる「ハルボッケ」と呼ばれますが、
野宮的には「花ホッケ」と呼びたい気分♪
新鮮な生のハルボッケ、
ムニエルやフライも美味しいのですが、
気温も高くなってきたので、ちょっとスパイシー系で。
丁寧に三枚おろしにして腹骨やひれも取り除き、
食べやすいスティック状に切り分けたら、
軽く塩胡椒し、お醤油少々をふりかけて下味をなじませます。
あとは薄力粉にカレー粉を混ぜてホッケにまぶし、
オリーブオイルでカラリと揚げ焼きしていくだけ。
う~ん・・・食欲をそそるこの香り、美味しそう♪。
さあ「花ホッケのスパイシー・フィンガーフリット」の完成。
熱々、揚げたてを、いっただっきま~す!
はふ・・・う~・・・うんまぁぁぁ~い!
繊細な白身に驚くほど上品なあぶらがのっている。
フリットにしても負けないあぶらののりと濃い旨みが凄い。
ほんのり香るカレー粉の風味とのマリアージュも最高。
フィッシュ&チップスの本場、
ロンドンの屋台トラックでも大ウケするよね~???
イギリス帰りの夫を前に自画自賛が止まらない妻(笑)。
生のホッケを食べられるたびに
北海道に住んでいる幸せを感じる。
居酒屋さんでおなじみの開きだけじゃないんだよぉ。
北の大地の花の季節にぐんぐん美味しくなるお魚。「花ホッケのスパイシー・フィンガーフリット」
魚偏に花と書いて「𩸽」。
花ホッケ、バンザイ。
(写真は)
初夏のお魚メニュー。
「花ホッケのスパイシー・フィンガーフリット」
冷えた白ワイン?
キンキンのビール?
どっちも合うよぉ♪

