忘れ物ない?

爽やかな朝。

いってきま~す!

いってらっしゃ~い!

はっ!!!

忘れものない???

新学期がはじまってひと月あまり。

子供たちは学校にもクラスにも慣れて、

ほっと一安心、したいところですが、

親の悩みの種は尽きたいもの。

どうする?子供の忘れ物。

「忘れ物 子どもにどう対応」。

今朝の道新の生活面の特集記事の見出しです。

息子はもうとっくに独り立ちして家にはいないのに、

プリントは?書道セットは?プール道具は?

思わず、はっとしてしまう自分に笑った。

はい、我が家も例外ではありませんでした(笑)。

お返事を出さなきゃいけないプリントは

ランドセルの底で見事にプリーツされた状態で埋蔵(笑)。

そもそも、もらったことを忘れているのだ。

蛇腹のようなプリントのなれの果てを発見したときの脱力感。

すでに怒りを通り越し、無力感さえ覚えたものだ。

なんでや?なんで、キミは忘れ物をする?

悩める親に教育専門家のアドバイスが載っていました。

「大切なことは、忘れ物をしないと『良いことがある』」と

子ども自身が考え、そんな『小さな前進』を認めてあげること」とか。

忘れ物をした時はむしろチャンス、一緒に方策を考えると、

子どもは「じゃあ書いておくかな」とか「枕元に置く」とか、

いろいろなアイデアを出してくるもの。それで成功したら、

「やったね!」と認めてあげると、どんどん伸びていく、のだそうだ。

ふ~む。子どもが自分で考える、ね。

いやしかし、我が家の事件簿ファイルにこんな事例がある。

小雨模様のある朝のこと。午後の降水確率はさらに高め。

「いってきま~す!」と玄関を飛び出そうとした息子に

「傘、傘、絶対、雨強くなるから、傘持ってって~!」と叫ぶと、

「いい、いい、要らない!」

「なんで?」

「絶対忘れるから」。

なるほど。

おっしゃる通り(笑)。

感心するやらあきれるやら、口をぽかんと開けた母をよそに、

息子は小雨模様の通学路を元気にダッシュしていったのでした。

え~と・・・これも・・・「小さな前進」とみるべきか?

「忘れないようにする」→「持っていかない」。

彼なりに、自ら考えだした、課題解決法・・・。

今、思い出しても、苦笑するしかない。

まあ、雨に濡れるリスクと、

また(笑)傘を忘れて母ちゃんに叱られるリスクを比較分析し、

自分なりに出した結論。

母ちゃんのカミナリの方が本物の雷さまより怖かったのか(笑)。

子どもは、本当に、予測不能だ。

受験の時も、親は勉強よりも

受験票を忘れる方が心配だった忘れ物大王も

そういえば、なぜか肝心のときは、忘れなかったなぁ。

彼なりに「小さな前進」を積み重ねていったんだろうか。

気が付けば、「忘れ物ない?」なんて声をかけたくても届かない、

遠く遠くの街で社会の一員として働いている。

それでも、親は、ふと心配になる。

いくつになっても、ふと思う。

「忘れ物ない?」

「元気で、いってらっしゃい!」

(写真は)

実家の母に贈った

今年の母の日フラワー。

えっと、アタシも一応母だけど、

息子よ、何か忘れ物ない?(笑)