カキ食えば桜

海から山から

五月の恵みを

贅沢におかわり。

カキ食えば

桜咲くなり北海道。

昨日の土曜日は母の日イブ。

5月生まれの89歳の母のお誕生日祝いに

北海道が誇るフランス料理店「モリエール」へ。

大きな窓から円山公園の初夏の緑を望む白が基調のレストランは

いつ訪れても心がときめきます。

「いらっしゃいませ、お待ちしておりました」と

笑顔のスタッフに温かく迎えられると

思わず「ただいま」と言いそうになるほどで、

これほど居心地の良いミシュラン三ツ星レストランは

世界広しと言えどもそうないのではないでしょうか。

特別な非日常空間なのに、ほっとする。素敵だ。

さあ、もう、お腹はいい感じにぺこぺこ(笑)。

この日のために1週間調整してきましたもの、

万全のコンディションで五月のモリエールを満喫しましょう。

まずはシャンパンで乾杯!

スターターは「椎茸のエスプーマ仕立てのスープ」

ふわふわの野菜ブロスのエスプーマに

熱々の椎茸スープが注がれる演出がワクワク感をかきたてます。

うわぁ・・・まるでポルチーニみたいな濃厚な風味に驚き。

力強い椎茸とシャンパンがまたよく合う。

そこに焼きたてのバゲットが運ばれてきちゃうんだもの、

もうスターターから食欲が全開しちゃいます。

続いて北海道の山の恵み第2弾が登場。

「帆立を抱いた蕗の薹のフリット」

ちなみに料理名は勝手にアタシが名付けています(笑)。

葡萄の蔓のような枝の上に載せられた若草色の蕗の薹が目の前に。

「どうぞ、そのまま手でつまんでお召し上がりください」。

うふふ、こんな遊び心あふれるおもてなしがまた楽しい。

さく・・・ふわ・・・旨・・・ほろ苦・・・・。

蕗の薹と帆立、北海道の春の競演、最高♪

またシャンパンが進んじゃう♪

さらにモリエール名物「春野菜のサラダ」。

まるで白いお皿に描かれた印象派の絵画のように美しい。

そら豆やえんどう豆、タラの芽などそれぞれ絶妙な温度で仕上げられた

15種類ほどの旬の野菜をほうれん草やビーツのソース、金胡麻や

野菜の下に潜んでいるバターソースと一緒に

美しいサラダをわっせわっせと混ぜちゃっていただきます。

いつものごとく、ノックアウト♪

次に登場したのが

「厚岸産牡蠣フライ~モリエール風二変化」

あくまでも料理名はアタシが勝手に名付けてます(笑)。

真っ白いお皿の上にそれは立派な大ぶりの牡蠣フライが

タルタルソースとマヨネーズと卵黄とラディッシュのピクルスを従え、

ほんのかすかにカレー粉をまとって現れました。

あるかなきかの羽衣のような軽い衣をまとった牡蠣フライは

これまでの牡蠣フライの概念がひっくりかえるほど、旨い。

リースリングの白ワインとのマリアージュにうっとり。

蜂蜜のようなアロマと牡蠣の旨みが最高に引き立てあってます。

陶然としていると、驚くなかれ、牡蠣第2弾があった。

「もうひとつ、山わさびとご一緒にどうぞ」。

お皿の上に白い山山葵のフリルをまとった牡蠣フライが登場。

まさかモリエールで大好物の牡蠣フライ、おかわりできるなんて(笑)。

早春の北海道を思わせる山わさびの野性的なツンとした刺激と

厚岸の濃厚な牡蠣の旨みがこれまた絶妙に合うのです。

鰊だけじゃない、山わさびのベストパートナー、牡蠣もイケル。

折しも、昨日11日から

厚岸では桜を愛でながら特産の牡蠣を味わう

「あっけし桜・牡蠣まつり」が始まっておりました。

ちょうどエゾヤマザクラが見頃を迎え、チシマザクラも咲き始めとか。

牡蠣フライ二変化を味わいながら厚岸の桜を想うひととき。

カキ食えば桜咲くなり北海道。

5月の美食ランチの後半戦は

うふふ、明日へと続く♪

(写真は)

羽衣のように軽い

モリエールの牡蠣フライ。

桜の季節に大ぶり牡蠣。

北海道の幸せ。