甘いレトロニム
昔からあるのに
いつのまにか
つけられた
新しい名前。
甘いレトロニム。
なんとなくわかっているようで、
実はよくわかっていないことって結構あります。
たとえば「カフェ」と「喫茶店」の違い。
朝刊のコラム記事をを読んですっきりしました~。
担当は言葉の専門家である校閲センター、さすがの回答。
「カフェ」と「喫茶店」。
この二つは法律上、区別があるのだそうです。
開業に必要な営業許可を「飲食店」で取るのが「カフェ」、
「喫茶店」で取るのが「喫茶店」。
な~るほど・・・ん?・・・つまり、どういうこと?
え~っとですね、「飲食店」はお酒を出したり、
手の込んだ料理を作ったりできますが、
「喫茶店」はダメってこと、らしい。
な~るほど、お酒や料理が出せるのが「カフェ」ってことか・・・ん?
でも、日替わり定食が美味しい「喫茶○○」や、
ビールが飲める「喫茶△△」とかもあるよね?
え~っとですね、さらに記事によりますと、
この区別は営業許可上の話なので、
店名までは縛られないのだそうです。
法的に「飲食店」の許可を取っていれば、
「喫茶○○」も「喫茶△△」もお酒や料理を出せるってこと。
てことは、ドリンクしか置いてない「カフェ※※」は
営業許可上は「喫茶店」ってことか。
わかったけれど、ややこしくなってきた(笑)。
まあ、週末のランチにカフェで飲むビールは美味しい。
それだけは確実に揺るがない事実(笑)。
もうひとつ、「レトロニム」なる面白い言葉も知りました。
たとえば「純喫茶」という名前は、大正から昭和にかけて人気となった、
お酒や料理、女性の接客サービスを売りにした「カフェー」に対して
「コーヒーや紅茶だけを出す純粋な」喫茶店という意味から生まれたもの
このように新語と区別するためにつけ直された言葉を
「レトロニム」と呼ぶのだそうです。
「和服」や「固定電話」「フィルムカメラ」もレトロニム。
確かに、洋服が登場したから「和服」という名前が生まれ、
携帯電話が普及したから「固定電話」と呼ばれるようになり、
デジカメの開発によってカメラは「フィルムカメラ」になった。
新世代の台頭によりそれまでの現役世代に「レトロ」な名前がつく。
それが「レトロニム」。面白い。言葉は生きている。
「固形せっけん」は液体せっけんの登場により、
「アコースティックギター」はエレキギターの登場により、
「サイレント(無声)映画」はトーキーの登場により、
「手打ち蕎麦」は機械製麺の登場により
「レギュラーコーヒー」はインスタントの登場により生まれたレトロニム。
どれもこれも何だか、すごく懐かしくて愛おしい感じがする。
ん?となると、
我が家のおやつの定番「和菓子」もレトロニム?
「洋菓子」が日本に入ってきたから「和菓子」、なのか、
いやいやずっと昔に中国から「唐菓子」が入ってきた時代からか、
まあ、どちらにしても、和菓子の美味しさは変わらない。
甘いレトロニム、ずっと愛しいよ。
(写真は)
昨日のおやつは「御座候」
丸井今井の常時行列の焼きたておやき♪
並んでいる間のこの光景が
すでにご馳走で御座候。

