春色事情
2019春流行色は
くすみパステル、
ラテカラー、
・・・なのに、
なぜ?黒一色?
春です。4月です。
新年度のスタート。
慣れないスーツに身を包み、
希望にあふれた新入生が並ぶ入学式。
さぞや春色に満ちているかと思いきや・・・
「大学入学式 スーツ「黒一色」なぜ」。
朝刊のこんな見出しが目に留まりました。
たとえば4千人近い1年生が並んだ明治大学の入学式の会場は
圧倒的に黒か濃紺のスーツ姿で埋め尽くされ「黒一色」。
それ以外は薄いグレーのスーツが1人と、
青い民族衣装の女子学生が1人いた程度だったとか。
4000人中3998人が「黒一色」って・・・凄い。
いつから大学の入学式は喪中のような黒スーツ一辺倒になったのか。
どうやら就職氷河期と言われた1990年から2000年代初頭にかけて、
無難な黒のリクルートスーツが定着していったのだそうです。
就活の服装の横並びが進み、入学2年後には始まるわけだから、
大学入学式に合わせて用意しようと学生が圧倒的に多いらしい。
まあ、確かに、学生時代は入学式と成人式以外スーツは着ないしね、
黒の就活スーツ1着買っておけば経済的でもある。
学費に教科書代に引っ越し費用などなど何かと物入りな春、
親の財布を考えれば、しごく当然な動きであります。
なので批判するつもりは毛頭ないのですが、
そもそも・・・就活スーツ・・・
どうして黒でなくちゃいけないんだろう・・・?
遠い昔の我が就職活動時代を思い出す。
80年代初頭のバブル直前、世の中はまだそれほど
浮かれてはいませんでしたが、何というか勢いがあった。
身の程知らずのマスコミ志望だった女子学生が
就活用に選んだのはライトグレーのダブルのスーツ、
プリーツスカートでちょっとお洒落だった。
白シャツにリボンタイなんか結んだりしてたよ。
しかもテレビ局の面接には赤系のスーツさえ着ていった記憶がある。
派手?いやいや、もっと華やかなパステルカラーがいっぱいいたよ。
マスコミだけかと思いきや、一般企業も今と違っていたようで、
記事によれば、ある企業の86年と2010年の入社式の写真を比べると
86年はチェック柄のスカートの女性もいる一方、10年は黒一色。
「悪目立ち」はひたすら敬遠される時代らしい。
黒一色の就活&入学式スーツ。
「通底する問題は日本社会の中にある」と専門家は指摘。
みんなと同じ服装で「紛れている」うちは「減点」されないという心理。
「摘まれるかもしれない個性を出すよりも
減点されない安心感をとる」日本社会全体の気分が「黒一色」だと。
「出る杭は打たれる」不安に
「就活は黒スーツが無難」と薦めるメーカー戦略がぴたりハマり、
いつしか日本の春4月の風景は「黒一色」になっていった、わけね。
厳しい経済情勢を生き残っていくには黒い制服が必要だった。
だがしかし、せっかく新しい元号も決まり、気分一新の春。
そろそろ「黒一色」から解放されていいような気もします。
春の柔らかな光のなか、もっと色を。
ネイビーやグレーのスーツを爽やかに着こなす就活生や
明るいベージュやオフホワイトの軽やかなスーツの新入生たちに
社会は個性の加点、出来映え点、GOEをあげてもいいよねぇ。
令和の春色事情、色とりどりとなれば、いいな♪
(写真は)
この春加点をあげたい
ローソン新作スイーツ。
「ザクザクチョコシュー」
コンビニスイーツの進化は
ダーウィンもビックリ(笑)

