市場中華

かりふわ餃子と

セルフの瓶ビール。

可愛い岡持ちが

行ったり来たり。

札幌の市場中華♪

BSの「町中華で飲ろう」とかいう番組に触発されて、

週末土曜日はコンサ三連敗のゲン直しもかねて、

札幌の超人気町中華店「餃子・小籠包 キリン」を探訪。

場所は狸小路6丁目にある昭和初期から続く狸小路市場内。

じゃあじゃあと水を流しながら店じまいをする鮮魚店を過ぎ、

粋な蕎麦屋さんや評判の炉端焼きの店が並ぶ一角に

めざすお店は小さな白い暖簾を掲げていました。

小さなお店は常に「椅子取りゲーム」状態の超人気らしく、

前日のうちに予約の電話をしていたところ、

何とか開店直後の17時から18時半までの席を確保。ほっ。

さあ、白い暖簾をくぐり、いざ「キリン」店内へ。

あ、本当に小さい。店内はカウンターが6席ほどと

その奥に4人掛けテーブルが二つ肩を寄せ合っています。

小さなカウンターの向こうは

使いこんだ蒸篭や中華鍋や調理道具がびっしり並ぶ厨房。

この佇まいを見ただけで期待感がぐんぐん増してくる。

厨房に立つ黒Tシャツ姿の男性に5時の予約を告げると

メモを確認、「はい、別館の方にお願いできますか」とのこと。

ほえ?別館?いつのまにできたの?てか、別館ってどこ?

「通りに出てすぐ左側に赤いテーブルのお店がありますから」。

???顔の初訪問の我々にすかさず説明してくれた。

はぁ~、想像以上の人気っぷり、なんと別館ができていたとは。

年末年始美味台湾旅の最期の晩餐で訪れた「茂園餐廰」と同じね。

那覇の安里の名店「うりずん」もそうだったなぁ。

小体の評判店には、別館あり、ね。

別館行きを指示された一見さん(笑)は素直に白い暖簾を再びくぐり、

店の前の路地を2.3歩進み南へ抜ける出口を左へ曲がると・・・

おおお、ガラス張りの向こうに赤いテーブルが並んでいるのが見えた。

グルメサイトにもまだ載っていなかった「キリン」別館。

本館?よりもやや狭い店内は既にほぼ満席。

別館担当のお姉さんに一つだけ開いていた席に案内される。ほっ。

「お飲み物はあちらの冷蔵庫からセルフでどうぞ」とのこと。

指さす先の奧の冷蔵庫に瓶ビールやドリンク各種とグラスが待機。

いいねぇ、この自由なアジアな雰囲気。

台湾か香港の下町の小吃店に来たみたい。テンション上がるわぁ。

早速、夫が青島ビールをグラス二つを調達してくる間に

妻はちゃちゃっと注文を決める。

「え~っと、餃子と、小籠包と、空芯菜炒めと、ビーフンと、

あと、この台湾風卵焼きね」(例の台湾オムレツか?)

「卵焼きはプレーンと、チーズ入りがありますが、どうします?」

「んじゃ、プレーンで」さくさく、ちゃっちゃと注文完了。

まずは青島ビールでゲン直しの乾杯!

次節は、勝つぞ!

ぷはぁ~っと町中華の真髄、瓶ビールで喉を潤す。

その視線の先を、さっきのお姉さんが、

小さな岡持ちや蒸篭を持って別館と外を行ったり来たり。

本館の厨房で作られた料理を一人で運び続けているのだ。

彼女の時給は3割増し、いや5割増しにしてあげたくなる。

ホール担当とミニ出前業務を兼務だものね。

笑顔できびきびよく動く働き者さんです。

お通しは自家製メンマ。

ほどなく空心菜炒めも運ばれてくる。

ちゃんと干し蝦を使いシャキシャキの仕上がり。実に美味。

ぐんぐん青島ビールが進む進む。

やがて「キリン」名物の「餃子」が登場。

ふっくらころんとした形が愛らしい。

こんがりした焼き目も申し分なし。

さっそくパクリ。かりっ、じゅわっ、もちもち~。

美味い!もっちりした皮もジューシーな餡もみんな美味い。

餡の野菜はすべて手切り、お肉は三元豚を使い2日がかりで仕込み、

厚めの皮は国産小麦「紬」という品種を使用、もちろん一から手作り。

表面はかりっ、噛めばもちっ&つる、満足感が半端ない。

ほっかほかの蒸篭で運ばれてきた小籠包も絶品。

台湾式に生姜と黒酢でいただきます。

う~ん、金華ハムを使った極條上湯スープがたまらない。

お肉や野菜たっぷりの米粉もちゃんと新竹産使ってるし、

お好み焼き風も台湾卵焼きも面白かった。

昭和の市場の片隅、というか別館(笑)で

かりふわ餃子や小籠包と瓶ビールに酔いしれる。

札幌のディープな町中華は、市場にあり。

狸小路の市場中華、ハマりそう♪

(写真は)

「キリン」自慢の餃子。

大中小、がありますが、

サイズではなく、個数。

こちらは8個の小、で~す。