ゆずりあい美麗島

いつでも

どこでも

礼儀正しく

ゆずりあいの美麗島。

復旧をお祈ります。

「台湾で震度7を観測」。

朝一番につけたテレビのニュースに驚きました。

18日午後1時1分に台湾東部・花蓮県を震源とする

マグニチュード6.1の地震が発生。震源の深さは18.8キロ。

花蓮県の一部では震度7を観測、テレビの報道によると

死者1名、落下物による複数の負傷者がいる模様とか。

心配・・・。物凄く心配です。

インフラにも影響が出ているようで

台湾鐡道の花蓮駅では水道管が破裂し水浸しになり、

地下鉄も一時不通になるなど交通機関も混乱。

台北市内でも震度4を観測、エレベーターが止まったり、

ビルの看板が傾いたりなどの被害がでているそうです。

北海道も昨年、大きな地震に見舞われましたし、

年末年始の台北旅では楽しい思いをいっぱいさせてもらったばかり。

麗しの島、美麗島で地震発生のニュースはとても他人事とは思えません。

旅の間、いっぱい親切にしてくれた温かな台湾の人々が

ご無事でありますよう祈るばかりです。

だって、本当に、みんな優しかった。

旅の間、いやな思いをしたことは一度もなかった。

MRT地下鉄に乗れば、見た目は超若い80代の母に

必ず誰かがさっと席を譲ってくれました。

若い男性、主婦、中学生くらいの男の子、

なかにはシニア世代とおぼしき年配の男性までもが、

わざわざ離れた場所から手招きして自分の席を譲ってくれたり。

座席にどっかと足を開いてスマホをいじる輩など皆無。

車内の優先席はいつも空いていたし、

基本、若い世代は普通席でも座ろうとせずに立っていて、

高齢者が来ると、まさに「我先に」という素早さで

マッハで席を譲ってくれる。

日本以上に「ゆずりあい」が社会にしっかり浸透しているのには

本当に驚き、感動しました。

この譲り合いのスピリットは「礼譲」の精神なのだとか。

たまたま読んだネットニュースで紹介されていたのですが、

「礼譲」とは中国語でも日本語でも同じ意味を持つ言葉で

相手を敬い、礼儀正しく、謙虚な態度を示すこと。

台湾では「四書五経」を子供向けに要約した儒教の教え「弟子規」を

小さな時から読み聞かせ、幼稚園では暗記させるなど、

子育てのバイブルとして重んじているそうで、

孔子が重んじた目上への経緯、若輩へのいたわりの気持ち、

つまり「礼譲」の心が社会全体に醸成されているのだそうです。

日本でも儒教は学問として伝えられ、

江戸時代、明治時代と国の成り立ちに影響を与えてきましたが、

地下鉄の車内を見る限り、生きた「礼譲」の心は

日本よりも圧倒的に台北のMRTの車内にしっかり息づいていました。

台湾旅行で最も感激したのは「ゆずりあい」だったかもしれません。

台湾での地震の被害がどれほどなのか、

まだ詳細はわかりませんが、

どうか「礼譲」スピリットで復興することを

心から、心から祈ります。

遠い北の街からお見舞い申し上げます。

(写真は)

台湾の伝統菓子。

「平安龜」と兔のお菓子。

どうか美麗島に平安を。