客家紅白饅頭

赤はめでたい。

亀もめでたい。

嬉しい日を祝う

長寿吉祥スイーツ

客家紅白饅頭

ふたたび年末年始野宮的美味台湾旅リポート。

旅もいよいよ最終版、帰国前日の午後はショッピングを楽しみ、

雙連の老舗「古早味豆花専売店」で台湾名物のお豆腐スイーツを堪能、

MRTで龍山寺駅まで戻ってきましたが、ここで最後のお買い物。

1943年創業の門前老舗甘味処「三六圓仔店」で

台湾伝統のお菓子を仕入れます。

あ~、これこれ、これを買わねば日本へ帰れない(笑)

龍山寺などのお寺にお供えする縁起物のお菓子から

ごく普段着の気取らない台湾おやつなどが店先にずらり。

ご近所さんらしきお爺さんやスクーターでやってきた常連さんが

これと、あれと、それ、みたいな気軽さでお菓子を買っていきます。

まさに下町の団子屋さんという感じ。

日本の大福に似たお餅のようなお菓子もありますが、

これぞ台湾という鮮やかな真っ赤なお菓子が目を引きました。

大らかな手書きで名前が書かれています。「紅龜粿」。

確かに亀の形をしていますね。

ちょっと平たい練り切りっぽいお菓子。

「紅龜粿」なる名前の下に「紅豆・花生・芝麻」とあります。

ふむふむ、なるほど、中はあんこ、ピーナツ、胡麻の三種類なわけね。

お土産に買って帰りたいところですが、どう見ても生菓子っぽい。

とりあえず花生の「紅龜粿」を一個だけ試食用に買って、

我が家用には三六圓仔店自家製の鳳梨酥(パイナップルケーキ)をゲットし

ホテルへ戻って、夕食前に、未知なる「紅龜粿」をぱくり♪

ほほ~。初めてだけどどこか懐かしい食感。

練りきりとういろうをミックスしたような生地に

香ばしいピーナッツ餡が挟まれています。

いかにも激甘そうな真っ赤なヴィジュアルですが、

なんとも優しい甘さでほっこりします。

「紅龜粿」は客家の伝統的なお菓子。

台湾をはじめ、広東省潮州やマレーシアなどで

お祝いの日に食べられるおめでたいお菓子だそうです。

亀は長寿吉祥の象徴、子供が幸せに長生きするようにと

男の子の1歳のお誕生日に親類友人に配る習慣もあるようで、

まさに日本の紅白のお餅と同じですね。

みずみずしくてもちっとした生地は

水に浸したお米を30分ほどかけてゆっくりすりつぶし、

熱湯と米漿(お米とピーナッツで作った飲み物)を混ぜたもので

紅豆や花生、芝麻などのあんこをはさんで、

和菓子と同じような木型で亀の形に抜いたら出来上がり。

素朴で懐かしい味わいは日本茶にも合いそう。

昔ながらの台湾の伝統菓子「紅龜粿」。

最近ではインスタ映えするヴィジュアルもあって再注目され、

「紅龜粿」をモチーフにしたオリジナルスイーツ専門店もできたとか。

日本の大福が苺大福やみかん大福など進化していくのと似てますね。

伝統は、いつも新しい挑戦を生む。

さ~て、客家紅白饅頭「紅龜粿」も実食完了。

ひと休みしたら、いよいよ台北最後の晩餐です。

心身万全に整えて、いざ出陣♪

(写真は)

龍山寺門前の老舗甘味処

「三六圓仔店」の「紅龜粿」

赤はめでたい。亀もめでたい。

客家紅白饅頭。