台湾ソウル麺

日本のソウル麺は

世界に誇るラーメン。

台湾のソウル麺は

世界に誇る牛肉麺。

奥深き食文化よ。

年末年始野宮的美味台湾旅リポート。

旅の4日目、1月2日の朝は龍山寺から行天宮へと初詣のはしご。

行天宮地下道の名物「占い横丁」をのぞいた後は

ビジネス街を貫く松江路で見つけた地元ベーカリー「一之軒」や

地元最大手スーパー「全聯」で竜眼ケーキや台湾らしい缶詰などをゲット。

大通の裏側にあった超ローカル&ディープな松江市場に立ち寄り、

MRT行天宮駅から東門駅で移動。

旅の最終ランチはグルメタウン永康街で。

数ある台湾グルメの中でも代表的なソウルフードを食べずには帰れません。

台湾の人がみんな大好きな「牛肉麺(ニューローミエン)」です。

街のあちこちに専門のお店があり、人気店にはいつも長い行列ができ、

誰に聞いてもそれぞれのおススメのお店があって、語ると長い(笑)。

これって、日本の何かに似ていません?

そう、ラーメンです。

日本のラーメンが中国から来て独自の進化を遂げたように、

台湾の牛肉麺も中国から持ち込まれ台湾の文化となりました。

その起源には諸説があるようですが、1949年以降、

大陸での争いに負け台湾に逃れてきた兵士たちによって

持ち込まれた四川や蘭州の回族の麺料理が発祥で、

戦後、牛肉麺を売る屋台が増えていったようです。

さらに2005年から当時の台北市長らが

札幌のラーメンイベントなどにヒント得て台北牛肉麺フェアを開催、

毎年ランキングを決めるなどして知名度、味もぐんぐん成熟し、

牛肉麺は台湾の国民食的ソウル麺へと成長していったのでした。

そもそも牛肉は台湾ではあまり馴染みのない食材でしたが、

日本統治時代に食べられるようになったそうで、

牛肉麺は台湾の近現代史と深い関係にあるグルメとも言えます。

台湾グルメ本やガイドブックでは

小籠包や魯肉飯と並ぶ台湾グルメの代表格として

あまたのお店が紹介されていますが、

台北きってのグルメタウン永康街には有名店が二つ存在。

相変わらず大行列の鼎泰豊本店から賑やかな通りを南下、

台湾茶の名店「沁園」の角を右折したところにあるのが

一つ目の人気店「永康牛肉麺」。

大きめの食堂といった庶民的な店構えの前は既に行列が。

並ぶのはやぶさかではないのですが、

むふふ。お目当てはさらに南下した牛肉麺の老店。

創業60年以上の老舗を親しみをこめて「老店」と呼ぶ台湾。

店名に「老」の文字が冠されているお店は間違いなく美味しい。

というわけで、台北最終ランチは

「老張牛肉麺店(ラオチャンニューローミエンティン)」へ。

渋谷+新宿のように賑やかな永康街をひたすら南下。

三角形の永康公園を過ぎると一気に静かな街並みに変わります。

え~っと、この辺りで右へ曲がると並行する麗水街よね・・・。

あ、あった!大きなちょっと派手な大学のような建物のお向かいに

落ち着いた老舗レストラン風の「老張牛肉麺店」発見!

「あの、日本人の方ですか?

お店の前で信号が青になるのをいそいそ待っていると

お隣に立っていた女性から日本語で話しかけられました。

アート系ファッションが素敵な20代くらいの女性で

観光客には見えまない地元感があります。

「はい、そこの牛肉麺食べに来たんですけど」

「あ~、とっても美味しいですよ、私もお昼によく食べます」。

「こちらにお住まいですか?」と聞くと

「はい、そこの大学で観光学勉強してます」とのこと。

あ~、やっぱり、明るい水色の建物はやっぱり大学だった。

台湾で観光学を学ぶなんて、ちょっと素敵な学生生活。

学ぶ楽しみと食べる楽しみがあるものねぇ。

信号が青になった。

「台湾、美味しいモノいっぱいですから楽しんで行ってくださいね~」。

素敵な日本人留学生は長い髪をなびかせて

爽やかな笑顔で去っていくのでした。

ちょっと一青窈さんに似ていたなぁ。

一青窈さん似の留学生もイチオシの

老舗台湾ソウル麺のお店。

「老張牛肉麺店」のお味はまた明日♪

(写真は)

信号から撮った

麗水街「老張牛肉麺店」。

右向かいにあったのは

「淡水大学」でした。