乾物天国

芒果乾。

小木耳。

蔓越苺。

杏仁&腰果。

美味乾物天国。

年末年始野宮的美味台湾旅リポート。

旅の3日目、2019年の元日も冬の台北ぶらり街歩き。

朝一番に龍山寺で初詣を済ませ、小雨に濡れる壮麗な「総統府」を見学後は

台北最大の問屋街&乾物街であるかつての「大稲埕」現在の「迪化街」へ。

清代から淡水河の交易拠点として発展、

日本統治時代には茶葉や漢方薬などの貿易で益々栄えた街並みには

当時流行したバロック様式装飾を施した美しい赤煉瓦建築が並び、

新旧の魅力が交差する注目のリノベタウンとして人気のエリアです。

比較的静かな「大橋頭駅」サイドから南下する穴場ルートの散策。

まずは創業124年の百年老店「李亭香餅店」で

レトロモダンな包装もお洒落な台湾伝統菓子を大人買い。

元々は農具問屋だった「永康農具工廠」で

上質な竹製のカトラリーや桃の樹の器などをゲット。

農具店でショッピングなんて迪化街でしか体験できません。

台北でも有数の街並みが残る生きる「老街(ラオジェ)」。

北側からぷらぷら歩いていくと乾物問屋が現れ始めました。

まだ中心街からははずれているせいか人影も少なくのんびりムード、

観光客目当てというよりも常連さんが仕入れに来る問屋さんが中心で

殻付きの落花生を無造作にワゴンに積み上げたお店や

大小種類も様々な大蒜(にんにく)専門の問屋さんなどなど

昔ながらの素顔の迪化街の姿が感じられます。

ほほぉ~、なるほどなるほど、

いちいち歩みを止めて見入るものだから散策が進まない(笑)。

だって、面白いんだもん、見慣れない中華食材、乾物に興味津々。

ほえ?あれは何だ?お店中に黒っぽい柱のような物体が林立している。

私の背丈ほどもある円柱形の巨大な包みの中身は・・・

近寄って・・・よ~く見ると・・・

おおお・・・これは上等な「冬菇」ではありませんか。

干し椎茸の最高級品「冬菇(どんこ)」の専門問屋さん。

お店の中は四方八方、巨大な冬菇タワーだらけ。

冬菇以外の商品は一切なし、冬菇唯一主義が潔い。

台湾の美食レストラン御用達だったりするんだろうなぁ。

お土産用の小袋なんぞ影も形もない(笑)。

迪化街の北側にはこうしたプロ仕様の問屋が多いようです。

と、そんな玄人系の問屋さんのなかに、「芒果乾」に「小木耳」等々、

素人でも見慣れた乾物類が目に入りました。

「芒果乾」はドライマンゴー、「小木耳」はきくらげよねぇ~。

足を止めると、気のよさそうなおかみさんが

「どうぞ、どうぞ、試食してみて」的な台湾語で

ナッツを差し出してくれます。

「腰果」・・・?あ~、カシューナッツね!

ぱくり・・・うん!歯ざわり最高、香りが高い。

お次は「杏仁」、これはわかるぞ、アーモンドだ。

おおお~、ほんのり塩味&台湾っぽいスパイスが程よいアクセント。

台湾土産の鉄板「芒果乾(ドライマンゴー)」も超美味。

どれも素材の味をそのまま生かした上質な品揃えですな。

ドライフルーツやナッツの味もいいし、

なによりおかみさんの笑顔と素朴で温かい対応が嬉しくなって、

「腰果」「杏仁」「芒果乾」に「小木耳」などなどをゲット。

商品を買った後でも「これも食べてみて」、

「こっちも美味しいよ」的な台湾語であれこれ薦めてくれる。

迪化街のホスピタリティーはあったかいなぁ。

どんどん南下するにつれてどんどん乾物問屋が増えてきて

気が付けば迪化街乾物ストリートのど真ん中エリアに突入。

商売っ気もどんどんヒートアップ、あちこちから試食の誘惑が(笑)。

あまりにお店がいっぱいあり過ぎて、初心者は頭がくらくら。

静かな北側のお店で最初に買っといて良かったかもね~、

なんて思っていたら、あるお店のドライフルーツ群に目が留まった。

色も形も様々な「葡萄干(レーズン)」がずらり。

普通サイズの黒葡萄や白葡萄、巨峰サイズの巨大葡萄干まで。

さらに気になったのが濃いルビー色をしたドライフルーツ。

丸い形の赤い果実の袋には「蔓越苺」を書かれています。

蔓・・・越・・・苺?う~ん・・・苺・・・ではないよねぇ?

???顔で眺めていると、お店のお姉さんが驚く行動に出た。

おもむろにジップロック式の商品の袋を開けると!

そこからぐわしと数粒つまみ、手に載せてくれるのでした。

え?ええ~っ!いいのぉ~、商品だよ、食べていいのぉ~?と

驚愕する私に「ええねん、ええねん、食べてみ」と身振りで促す。

まあ、お姉さんがいいって言うんだから、いいんだろう(笑)。

赤い果実を口に入れる。

うわぁ!甘酸っぱくて美味しい!

唾液腺がきゅんきゅん刺激される心地よい酸味。

これは・・・あれだ・・・「クランベリー!?」叫んだ私に

「クランベリー、クランベリー」とお姉さんが満面の笑顔で答える。

続いて気になっていた巨大葡萄干のジッパーも開けて手に載せてくれる。

これがまた、甘露甘露、普通のレーズンの倍は甘い。

蔓越苺と巨大葡萄干、お買い上げ。

お姉さんの驚愕行動はこれで終わらなかった。

さらに別の袋を開けて試食した3倍くらいの量をむんずとつかみ取り、

さっきジッパーを開け袋に増量して手渡してくれたのです。

あきらかに正規の重量より増えているよ(笑)。

自由だ、自由すぎて笑える。

迪化街のお買い物はアメ横よりも面白いかもね。

台北一の乾物街、問屋街「迪化街」。

想像を超えた驚愕プレゼンに出会えます。

台湾式接客術に一目惚れ。

お買い物が楽しくなる街。

ここもまたいくら時間があっても足りません(笑)。

(写真は)

迪化街のある風景。

店中に聳えたつ「冬菇」タワー。

いったい幾つの冬菇が

入っているんだろう?