欣欣向榮
欣欣向榮
開枝展葉
枝が増え葉が繁るがごとく
笑顔の花が広がっていく。
台湾料理の真髄。
年末年始野宮的美味台湾旅リポート。
旅の2日目は12月31日、2018年の大晦日を台北で過ごしています。
朝一番の龍山寺参詣に始まり、清代の歴史保存地区「剥皮寮」や
昔ながらの庶民の台所「東三水街市場」などを巡り、
門前町の老舗甘味店「三六圓仔店」で一息入れて後はMRTで士林へ。
「國立故宮博物院」で中国美術の至宝を鑑賞後は再び台北市中心部へ戻り、
永康街で絶品小籠包ランチを楽しんだ後は冬の小雨がそぼ降るなか、
緑豊かでシックなお洒落エリア「康青龍(カンチンロン)」を散策。
まだまだ街歩きを続けたいところですが、
そろそろ夕方、ここらで一旦ホテルへ戻ってひと休みしましょう。
むふふ、記念すべき台北大晦日ディナーが待ってるんだもん♪
今回の台湾旅の大テーマは「食べること」(笑)。
美食天国台北にはまさに星の数ほどの美味しいお店がありますが、
人気のお店は予約がマスト。
現地に着いてからコンシェルジュなどにお願いする手もありますが、
今回の旅でピックアップしたお店はいずれも超々人気店ゆえ、
それでは予約が取れない可能性もありそうなので、
既に日本からネットや国際電話などで予約をしておいたのです。
ここも満席、あそこも満席なんて夕食難民は避けたいものねぇ(笑)。
美味しいものためには努力は惜しまない。
2018年12月31日大晦日のディナーに選んだお店は
「欣葉台菜創始店(シンイエ タイツァイ チュアンシーディエン)」。
台湾料理を知るうえで欠かせない名門老舗レストランです。
伝統的な手の込んだ台湾家庭料理を食べられる希少なお店として
台湾の人々に愛されていていつも満席、予約必須。
大晦日の夜ですもの、日本から予約入れといて良かったぁ。
そもそも台湾料理は家庭料理が発祥。
四方を海に囲まれ、3千m級の山々が南北に縦走し、
多様な地形や自然条件が揃う台湾は豊かな海の幸、山の幸に恵まれ、
福建料理をベースに客家料理や日本料理などの影響も取り入れながら、
家庭で作る郷土料理として発展してきたのが台湾料理なのです。
見た目に絢爛豪華な宮廷料理ではなく、
庶民的で素朴で食べ飽きない温かな味わいが魅力。
「欣葉」はその伝統的な台湾料理をおもてなしレベルで味わえる名店。
1977年にわずか11卓の小さなお粥と小吃のお店から始まり、
創始者李秀英氏が提供する隣人をもてなすような
温かみのある台湾の家庭料理が多くの地元の人々の心と舌をつかみ、
今では台北市内に支店も構える台湾随一の人気店に発展。
なかでも「創始店」=本店の味と雰囲気は別格とされています。
「欣葉台菜創始店」があるのは繁華街から少し離れた双城街。
創業当時は大型ホテルが立ち並ぶ市街だったそうですが、
今や台北人には「欣葉通り」として名が通っています。
ホテル近くのMRT板南線龍山寺駅から忠孝新生駅で中和新蘆線に乗り換え、
中山國小駅で下車、歩くと距離があるのでタクシーに乗ったのですが、
運転手さんも「欣葉」の二文字見ただけで即発進。
なるほど「欣葉通り」だわ(笑)。
商業施設が立ち並ぶ大通りから一本横道に入ると
あった、「欣葉台菜創始店」。
う~ん♪大晦日ディナーにふさわしい華やかなエントランス。
1階はウェイティングルームになっていて予約を確認後2階へ。
螺旋階段を一歩上がるごとに賑やかなさんざめきが聞こえてくる。
おおお~、圧巻の眺め!総席数450席が美味しい笑顔で埋まっている。
ガイドブックには日本人客も多いとありましたが、
大晦日のためか殆どが地元台北のお客さんのように見えます。
大きな円卓に一家総出でわいわい年越し晩餐の真っ最中。
あちこちから箸が伸び、杯が重ねられ、
器が軽やかな小気味よい音を立てて円卓を行きかいます。
台湾の美食宴会に飛び入り参加したような気分(笑)。
台湾人に愛される「欣葉」。
わずか11卓の小さな家庭料理のお店が
誠実に台湾伝統の温かなお料理を提供し続け、
結婚式から長寿のお祝いなど晴れの席を祝う場となり、
ちょっぴり贅沢を楽しむご褒美レストランとなり、
世界各国から美食家が集まる名店になったのでした。
台湾の言葉に
「欣欣向榮 開枝展葉」という熟語があります。
枝が増え葉がどんどん茂るように栄えていく様子を表す言葉が
「欣葉」という店名の由来だそうです。
海の幸、山の幸に感謝をしながら世界へ未来へ広がる台湾料理。
その真髄の詳細は明日へと続きます♪
(写真は)
多彩な台湾伝統家菜。
まずは牡蠣の香り揚げ。
小粒なのに濃厚な海のミルク。
台湾バジルの風味も抜群。
シンプル&プロフェッショナル!

