鳩と古事記と観音さま

善男善女で賑わす

門前町を通り過ぎ、

やってきました、

大須のパワースポット。

鳩と古事記と観音さま。

名古屋ビジネス旅最終日、帰りの飛行機までの半日街歩きリポート。

朝は「コンパル大須本店」で名古屋の喫茶店文化を満喫、

天下の名古屋城を駆け足で見学後は念願の徳川美術館&徳川園へ。

瀕死のスマホを一旦ホテルで緊急充電した後は再び大須へ戻り、

老舗の「たから」で伝統の味噌煮込みうどんを堪能し、

地元の人ご推薦の「大須ういろ」でお土産もゲット。

さあ、いよいよ大須最大のパワースポットへ。

日本三大観音の一つ「大須観音」であります。

ちなみにあと二つは浅草観音、三重の津観音。

日本における観音霊場での大きな三つの寺のひとつってわけ。

正式名称は「北野山真福寺宝生院」という真言宗のお寺ですが、

古くから「大須観音」と呼ばれ親しまれています。

美濃の大須にあったものが慶長17年に

徳川家康によってこの地に移されました。

戦争中の名古屋空襲によって本堂は焼失しましたが、

昭和45年に再建され、善男善女がお参りに訪れる大須最大のパワスポ。

我も我もと進む大須観音通の人波に飲み込まれながら歩いていくと、

ぱっと広い境内に出た瞬間、ぶわぁ~~~!!!

物凄い勢いで夥しい鳩の群れが青空へと飛び立っていきました。

あ~、びっくりしたぁ、これが大須観音名物の鳩さんかぁ。

心優しいお参り客が鳩にも慈愛の心で餌を分け与えるため、

大須観音は鳩さんにとっても癒しのオアシスとなっているらしい。

Wow!Oh~~!などなど各国のリアクションが賑やかだ。

真っ赤でエキゾチックな本堂と鳩の乱舞、インスタ映えするわな。

さてさて、そうのんびりもしていられないのでした。

まずは心を込めてお参りを。

大須観音は「北野山」という正式名からもわかる通り、

北野天満宮とかかわりが深いため、学業のご利益がある観音さま。

寺内の「大須文庫」には日本最古の歴史書「古事記」の最古写本はじめ、

1万5千冊もの貴重な文献が収蔵されているのであります。

あ~、遅かった、受験生時代にお参りしておけば、人生違ったかも(笑)。

それにしても古事記の最古写本って凄いお宝が眠っているのねぇ。

学生時代の「上代文学」の授業を思い出すなぁ。

学業のご利益のほか、家内安全、商売繁盛、身体健康などなど

幅広いご利益があるそうで、とりあえずもれなくお願いしておきました。

毎月18日28日の縁日には骨董市も開かれているそうで、

ご近所に住んでいたらお散歩がてら出かけるのも楽しそう。

なんてったって尾張徳川家のお膝元ですからねぇ、

徳川美術館級の掘り出し物の名品が隠れていたりするかも、ね。

おっと、時計を見ればまもなく午後3時。そうだった、

大須マップでチェックしていた「宗春からくり」上演時刻だ。

どこ?どこにからくり人形があるの?

お参り客が引きも切らない本堂内、誰に聞いたらわかるかしら。

「あのぉ、3時からのからくりってどこで見られるんですか?」

おみくじや御朱印を授けている作務衣姿のおじさまに尋ねると、

「あ~、はいはい、ちょっとそこで待っててくださいね」と言い、

なんと本堂の中からわざわざ出てきてくださるではありませんか。

「はい、ちょっとこちらに来てくださいね」。

本堂の階段の上から鳩が飛び立った向こうを指さし、

「あそこね、あの小さな建物がからくり舞台、3時に始まります」と

なんともご親切に案内して下さったのです。

大須観音。大須最大のパワスポであり、最大の人情スポットだった。

ここに集う誰もが、人に優しいんだなぁ。

鳩と古事記と観音さま。

大須最大のパワースポットで

心が癒された午後3時。

名古屋旅はいいよぉ。

(写真は)

日本三大観音のひとつ

「大須観音」。

善男善女が集まるパワスポ。